« ストレッチパワーが全然たまらないっス。 | トップページ | In The Name Of Love »

2006年11月29日 (水)

翼なき野郎ども

 今、京都の営業所に通っているのですが、1年前までは八尾の営業所におりました。
 当時は家が近かったせいもあって、毎日ベタに夜の12時・1時まで残って仕事してましたね。他の社員が全員帰ってしまうと、仕事用のノーパソにごっそりコピーしていた音楽を鳴らしながら、広告の原稿作ってた。
 誰もいない夜中の事務所の中で、頭脳警察や桃井はるこを大音量で。
 そーゆーコトしているのが、そのうち他の社員にも何故かバレて、「あー・・・そーゆーヒトなのね」というコトが周知されてしまった。
 そりゃ、大のオトナが『DANZEN!ふたりはプリキュア』とか『さくらんぼキッス』とか『天罰!エンジェルラビィ』とか聴いてたらね・・・。

 転勤が決まったあと、送別会の時に、八尾営業所の社員一同から寄せ書きの色紙がプレゼントされたんですが(寄せ書き色紙はこの会社の慣例にして数少ない美風)、その色紙にキュアブラックとキュアホワイトが描いてあったのには腰が抜けたもんです(デザイナーの女の子が資料見ながら苦心惨憺して描いてくれたらしい)。
 こんなコトでいいのか?俺。
 中学生の子供がいるオトナが、プリキュア描いてもらって喜んでる場合じゃないだろう!
 以来、「まともでふつうなオトナ」になろう!と決意して、努力してきたつもりです、ハイ。

 京都に転勤になってからは、「そーゆーヒト」だというコトがバレないように、つとめて「普通のオトナ」らしくしていたつもりだったんだが、誰から伝わってきたのか、一部の社員は私が「そーゆーヒト」だというコトを知っているみたいです。だって、ときどきオタクネタふってくるんだもんよ。カタギには絶対通じないような話題を。
 なるべくスルーするようにしてますが、彼らは不満そうです。なんか、一緒にオタク話をしたそうな様子です。

 今日、「なあなあ、仮面ライダーのカオって、こんなんやっけ?」と話しかけられました。
 見ると、メモ用紙に仮面ライダーのパチモンみたいならくがきが描いてある。
 仕事中にナニやってんですかあんたらは。
 「・・・カオの上半分は合ってるけど、下半分が全然ちゃいますよソレ」と反応したのがまずかった。
 「え?え?どこがおかしいかな?」
 「・・・あのね、目の下の覗き窓が無いし、口の形が違います」
 「覗き窓ってナニ?そんなんあったか?さっすがマニアやな」
 マニアって・・・わしら世代は仮面ライダーをソラで描けて当然なんじゃい!
 「ストロンガーって、どうやったかな~?」と言いつつ、また、パチモンくさいらくがきを始めました。
 黙ってりゃいいのに、ついつい口出ししてしまう私。
 「ストロンガーの目は、こうして、こう、デスヨ?他のライダーとはひと味違うのです」
 「おおおおお。ツノは?」
 「ツノはデスネー・・・」
 「よー知ってんなー。さすがマニアやなー」
 「いや、こんな基本的なコトしか知らなくてお恥ずかしい。差し出口をしてしまって、恐縮っス」
 はっと我に返る。
 いかんいかん。
 今、仕事中ではないか。
 気がつくと、普段から「私はオタです!」と公言して憚らない女子社員(美人!)が、にこにこしてコッチを見ているではないですか!
 エルカム!とか言われているような気がして、ヤバイ、と思いました。
 ち、違っ、俺は、俺は普通のちゃんとしたオトナになりたいんだ!

 帰り道、仮面ライダーの男子社員と例の女子社員と、なんでか駅まで一緒になってしまいました。
 「狙われているっ!」
 私の野性の本能が、そう囁いています。
 「ねえ、PAN太さんて、マンガ、どんなん買ってるんですかあ?」
 ・・・来たよ・・・
 「えっとデスネー、毎週買ってるのは、少年チャンピオンくらいっスかねー」
 「・・・チャンピオン?」
 二人とも、リアクションに困ったみたいです。
 「PAN太さん、ジャンプとか読まないの?」
 「ジャンプはもう何年も読んでないです!最後に読んだ頃、まだ『スラムダンク』やってました!」
 「・・・サンデーとかは?」
 「『あいこら』しか読んでません!」
 「マガジンは?」
 「『スミレ』が終わって悲しいっス!今は、『絶望先生』しか読んでません!」
 ・・・二人の方が、絶望したっぽい表情をしてました。
 なんか、がっかりしてたみたいです。
 ごめんね。
 チャンピオンの話ならなんぼでもできるんだが、あんたら、みんな、読んでねーじゃんよ!

 でも、話してみると、お二人、『エマ』とかイロイロ読んでるみたいで、俺なんかよりずっとずっと筋金入りっぽい。すんません、私、オタクだけど、守備範囲めっちゃ狭くて偏ってます・・・。

 『プリキュア』の話題をふられたのにはまいったよ。
 うっかり「ええ、私、いまだに、無印の『第8話』観て泣いてますから、本気で!」なんて口走ろうモノなら、もう、もう、アナタ。
 すっとぼけるのに苦労した。
 あんたら、絶対知ってて訊いてきてるだろ!

 どーでもいいけど、電車ん中で大っきい声でアニメの話すんのはやめようぜ!みんな!

    ************************************************

   ↓ シャーペン&0.2mmサインペンのらくがき。拍手絵にするつもりで描いたあと、どっかいって見つからなくって、あきらめていたやつ。拍手絵をリニューアルしたとたん、ひょこっと出てきたのでココで晒す。

             

Yankee_nikki04

 ・・・・・・なんか、最近、こんなんばっか描いてるなー俺。
 会社の同僚にこんなサイトやってんのがバレたら、って、考えただけでハゲそうです・・・

|

« ストレッチパワーが全然たまらないっス。 | トップページ | In The Name Of Love »

コメント

チャンピオンって一般のオタ的にはけっこう微妙な位置づけですよね。
オタが強く惹かれる作品も少なからずあるのですが、雑誌そのもののカラーとしては必ずしもそうではない。
しかしそこがまた良いのでありますが。

投稿: Hi-Low-Mix | 2006年11月29日 (水) 20時31分

 う~ん。ホント、チャンピオンって、考えるほどにわからん雑誌ですよね。
 でも、本気で一番好きな雑誌です。
 なもんで、オタにしろカタギにしろ、「チャンピオン読んでるよ」っていうヒトのあまりの少なさに、「ホントにコレはキオスクでも売っている雑誌なのか?」と不安に思うコトも…。
 おそらく編集部は、400万部売れる雑誌にしようとかなんて、考えたコトもないんだろうなあ、と思うと、愛おしさもまたひとしお。
 Macユーザーってこんな気持ちなのかなあ、と勝手に想像してみたりします。

投稿: PAN太 | 2006年12月 1日 (金) 02時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ストレッチパワーが全然たまらないっス。 | トップページ | In The Name Of Love »