「週刊少年誌編集長四氏インタビュー」
給料日で、やっとお小遣いがもらえたので、買っちゃいました、ガッツリと。と言っても、まあ、コレくらいですよ、コレくらい。

なんせね、可処分所得少ないんでね。
もしタバコやめたら、その分だけで毎月チャンピオンのコミックスが50冊くらい買える計算なんですが!
俺ってばかだなあ。
でも、改める気はありません!
しかし、電車の中で『荒川アンダーザブリッジ』読むのはやめましょう皆さん。
私、何回か噴いて、周りの乗客から、すっげーすっげー「気の毒なひと」を見る目つきで注目を浴びてしまいました!
このブログをご覧になっている方で、チャンピオンを読んでいない方もいるかもしれませんが、
もし、「なんか、面白いマンガないかな」と思っていたら、迷わず「買い!」が、この二つ。
『みつどもえ』と『ギャンブルフィッシュ』。
前者はこのブログでも何回か触れてるので、ナニをいまさら、ですね。
後者は、新連載第1話が掲載された瞬間に、「チャンピオン史上の傑作マンガ」に列せられるコトが約束された、稀有の作品。
きっと、あなたも、阿鼻谷先生の虜になるコト請け合いです!
一緒に、『大学漫画』vol.7なる本も買っちゃいました。
特集記事「週刊少年誌編集長四氏インタビュー」の見出しを見て、つい、カッとなってしまいまして!
で、期待して読んでみたら、
コレって、このインタビューが元ネタだったんですね。
ははははは。
で、特集記事の感想。
ジャンプの茨木編集長は、現状認識がキッチリ出来ていて、目先の成功に惑わされない、明晰な状況分析が出来る人だと思います。
自分を飾らず、それこそ身も蓋も無いくらいにクールに現在のジャンプを語る態度には、好感が持てます。
と、同時に、非常に強迫的でもある。
こんだけ売れてても全く安心できない、危機意識の塊みたいな人。
そして、気になるのは、肝心要の「マンガに対する愛情」というか、「熱」みたいなモノがこの人の発言からは、全く伝わってこない。
経営者感覚に優れているかもしれないが、とことんのところで、決定的に好きになれないタイプ。
それと、この方、「新人が育ってくれない」「新人不作」と強調してますが、
育たないのは「結果」であって、もともとの「原因」は、「新連載第1話のアンケート結果が悪かったら即打ち切り決定」に象徴される例の「ジャンプアンケートシステム」が新人の可能性をスポイルしているからだ、というコトは、全然理解出来てないんでしょうねえ。
といいつつ、私、今のジャンプは、『ネウロ』単行本で読んでるだけですけど!
マガジンの森田編集長。
「『マガジン・テイスト』とは、はっきり言えば、『梶原イズム』」とか、「ヤンキーもののニーズはあるのに、作家にも編集にも元ヤンがいなくなっている。皮膚感覚としてヤンキー文化を知っている作家の出現が待たれる」とか、目からウロコの発言があって面白い。
ジャンプの茨木編集長は「とにかく今より売れるようにしなきゃ」という方向ばかりにテンパって迷走している感じが強かったが、こちらは2番手の気安さか、それともそれが「マガジン・テイスト」なのか、
読者の心を捉えるには、どうすればいいのか、というコトを、しっかり考え、そして、ある程度の確信を持って誌面作りをしている感じが伝わってきます。
編集方針が具体的。そして、ブレが少ない。それでいて、柔軟性もある。
コレが創刊50年の伝統の力か、と、敬服。
でも、マガジンって、編集者がイコール原作者か、ってくらいに編集の意向が強く働いている作品が多いと思う。「マガジン・テイスト」じゃないけど、大半の作品に共通する「文体」みたいなもんが、はっきりとあります。ソコがなんか退屈といえば退屈。まあ、つまり、雑誌のカラーがはっきり出ている、と言うコトでもあるんですが。
ちなみに、マガジンでは、『絶望先生』『[シバトラ]』が好きです。
サンデーの林編集長。
この方の話が、一番つまらなかった。
編集と作家の関係作りとか、読者のニーズとかについて語られている内容が、なんとも牧歌的で。
いや、まあ、単純に私の好みではなかったと言うレベルの話ですが。
だから、サンデーのマンガって、あんまり性に合わないのかなあ。
それは措いても、今回の四氏の中で、自分の雑誌の状況を一番理解出来てないのがこの人のような気がする。
アニメ化作品は常に複数あり、発行部数以上に誌面は元気に見えるけど、サンデーって、実はかなり危機的状況なんではないか?
だって、面白いマンガがないんだもん。個人的には『あいこら』くらい。
『ハヤテ』みたいな作品が雑誌の看板背負って立たなければならないってのは、「サンデー的な意味で」絶対、健全な状況ではないと思う。『ハヤテ』が悪いと言いたいんじゃなくて。
小粒な作品ばっかりで、他に看板が不在だという、この「でっかい穴ぼこ」が開いた状況ってのは、ヤバくないか。
いまだに『コナン』『犬夜叉』『クロスゲーム』あたりが雑誌の柱だというのは、チャンピオンがここ数年抱えてるジレンマにも通じる問題だろう。早晩潮時を迎えるだろうこのあたりの作品と、後進との引継ぎがうまいコト行かなかった時は、サンデーはとんでもないコトになると思う。
チャンピオンの沢編集長。
いや、恐れ入った。
俺、この人、大好きだ!
だってね、
「ペンとインクと紙があって、漫画家と編集がいるだけで世の中が変わる、少なくともゴキゲンでワアワア世界を渡っていけるなんて夢のようですよ。たとえは悪いですが、偽札づくりを共謀しているような、ある種の痛快さがこの商売にはあります」
インタビュー中の発言の中には、チャンピオンのジリ貧状況に長年やきもきさせられてきたファンからしたら、「ちょっと待てや!」と言いたくなる部分もあるんですが(核になる作品は、と訊かれて『バキ』『ドカベン』『浦安』あたりを挙げるくだりでは身悶えしましたよ!)、
それでも、引用したこの台詞、こんな言葉は、他誌の編集長からは絶対出てこないと思う。
だって、他の3人は、マンガが好きだとか、編集の仕事が楽しいとか、そんなコト全然言ってないんだよ!
「漫画家も素晴らしいけど、編集も素晴らしい職業だと思いますよ」
こんな感動的なコト、他の誰が言える?
沢編集長、ホントにマンガが好きなんだねえ。
チャンピオンはご存知のとおり、イロイロ課題は山積みで、編集やファンの「侠気」と「好き」だけではなかなか前に進むとも限らないのが世の中と言うモノですが、
私は一生ついて行きますぜ!
だからって、売れなくてもイイって意味じゃないけどね!
つか、もっともっと売れてくれ。
こんな面白い、熱いマンガ誌が、売れてくれなきゃ、ダメだろう。
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