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2008年2月 2日 (土)

こんなモンですよ こんなモン

 最近、「絵を描き始めました」と言う声がチラホラ聞こえてきます。我が事のように嬉しいですねえ。
 私自身、嫁の影響で再び絵を描くようになったのが、つい2年ちょい前からなので、描き始めた頃の気分とか、ついこないだのように思い出せます。
 私に限って言えば、ツールの使い方とか塗りとかはもちろんですが、ソレ以前の「線画」にいたるまでを、他の方はどんな風に描いているのか、すっげーすっげー気になる方です。
 無茶苦茶美麗なCGを描かれる方の、その絵のラフ段階のモノを公開してあるのを見たりすると、
 「 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工 コレが最後はあんなんになるの?」と、ビックリするくらい、まるで別物の、線の洪水みたいなのだったりして、驚いたり。
 かと思えば、アタリ→ラフ→線画まで、茫然とするような流麗な線の連続で描かれていて、打ちのめされたり。
 たとえば、かつせさんの練習絵などは、アタリやラフの段階でも、すでに「魅せられる」モノで、見ていてため息モンです。上手いなあ…。

 私の場合は、紙にボールペンでアタリ描いて、そのままラフに持っていって、ソレをスキャンしてSaiで線画にする、と言う手順でいつも描いています。最初からペンタブで、と言うのは滅多にありません。つか、超苦手。

 今日は、そんな私の、「スキャンする以前の、紙に描き散らかした絵」を、何個か晒してみたいと思います。
 「こんなん見て、誰が喜ぶか!」とか、「誰にも何の参考にもなりゃせんわ!」とか、心の中で誰かがツッコんでいるのが聞こえているのですが。 
 まあアレです、恥をかくのも勉強のうちってコトで!
        Rakugaki_nikki
 ↑ 言ってていきなり、本旨と全然違うシロモノが!
 コレは、家族みんなでいたずら描きしたヤツです。
 ②は、次男坊(中1)が描いた謎の男。誰だコレは本当に…。
 ③は、長男坊(中2)が描いた、妹(小1)の顔。あまりにダークな出来上がりに、妹が泣いて怒ってしまいました。
 私が彼女をなだめるために、慌ててサインペンで2分で描いたのが④。実際の娘はこんなにかわいくないが、バカ親の手にかかるとこんな風に!
 ①は、娘が私の描いた④につけた点数。100点満点だそうです。ああ、もう、かわいいなあ、もう!

 と、まあ、こんなふうに、お絵描きのある生活って、ほほえましいですよね!

            

Miki_rakugaki02
 ↑ …って、言ったそばからこんなん描くし!
 ココまで描いてから、細かいバランスとかアングルとか、イロイロ気になってくるんですよね。おしりが大きすぎるような気がしたり。ぱんつは本当にこんなラインになるのか?とか。迷った時は、紙を裏から透かして見たりします。基本ですね。

       

Megumegu_rakugaki
 ↑ うっわ やべ
 え~っと、コレは、ラフ以前のアタリの段階ですね。赤ボールペンで線を足したりしてます。この赤の線も、すでにおかしい。直さないと。こっから、どんどんどんどん線が追加されて、自分でもナニがなんだかわからなくなるコト、しばしばです。

        

Miku_rakugaki03
  ↑ こんなんとか。

       

Miki_rakugaki04  
 ↑ こんなんとか。手は一番苦手でめんどくさいパーツなので、最後までなかなかきちんと描きません。きちんと描いてもあの程度ですけど。

      

Miki_megu_rakugaki  
 ↑ アタリとり始めただけで放置してたのを発見。コレなんかは、ココから先、一体ナニがしたいのか自分でもわからなくなって放り出したヤツです。

      

Miki_rakugaki03
 ↑ ココから修正しなければならない部分が山ほどあります…。
 左右反転してみたらさらにわかりやすいですが、もう、笑っちゃうくらい歪んでます。この歪みをなんとかするために、ココから先、あーでもないこーでもない、と、線を追加しまくって、資料探したりして、ぐちゃぐちゃになっていきます。
 私の場合、まっすぐ立っているだけの絵が、一番苦手かもしんない。

       

Miku_rakugaki02_2  
 ↑ あとから、手に何か楽器を持たせようと思って、こんな形で描いてます。
 コレは比較的ココまですんなりとアタリがとれた。ただ、お腹から下の部分のバランスが気になる。なんかイイ資料ないかな…と思う瞬間。

      

Miki_rakugaki01
 ↑ おしりとぱんつの線で思いっきり迷っている形跡がうかがえます。こんなん、ちっとも萌えません。左手も、最初のアタリが異常に不自然だったので、赤でアタリ修正。これくらいまで描けたら、スキャンして線画にもっていけそう。まだ、こまごまとおかしいトコロはあるんですけどね。

      

Miku_rakugaki01  
 ↑ ラスト。顔だけだと、特にアタリとらなくても、一発でコレくらいまでは描ける。
 顔の輪郭がちょい気に入らない。目の形も、イマイチ。
 気になるところは、あとからガンガン描き足したり修正したり。そしてドツボにハマっていくのです…。

 スキャンしたあとも、反転させたり、部分選択して変形させたり、と、小技を駆使して修正していきます。このへん、お絵描きと言うより、作業です。

 見ていて、「ためになる」どころか「ダメになる」ような例ばっかりですね…。
 しかも、恐ろしいのは、こんだけのラフが、途中で放り出したまんま埋もれていたと言う事実!どんだけ根気無いんだ、俺ってヤツは!
 やっぱ、アレですよ、上達の王道は、「最後まで描き上げるコト」。コレに尽きると言うコトです…反省。

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コメント

勉強になります。
あんまりアタリを引かずにざっくばらんにラフ→仮主線まで引いて取り込みsaiでペン入れ色塗りとしているのですが、下絵がしっかりしてないのを無理矢理saiで修正しているという感じ。
PAN太さんの下絵を見てると下絵をしっかりバランスよくかいてればPC作業はそこまで苦にならないんだろうなぁと思いました。

投稿: ナン♪ | 2008年2月 3日 (日) 23時12分

 アップしたはイイが、恥ずかしさのあまり後になってから削除したくなったりしたトピックでしたが…少しでも参考になったら、幸いです。

 私も、取り込み後、Saiで結構修正してますよw 紙の上でさんざん悪戦苦闘していたのは、一体なんだったのか、と言うくらい、変わったりします! 
 紙段階での下絵がある程度納得行くデキだったら、確かに線画作業は比較的ラクだと思います。

 ここで、お絵描きトリビアな話題をひとつ。
 CLAMPのもこなあぱぱ先生は、高校時代は「いきなり目から描いて、そこから顔→体」と言う手順で描いてたそうです。「そんな描き方で、よくコレだけ描けますね!」と周囲から言われてたとか…。現在はおそらく、普通に「全体のアタリを取ってから、各パーツをバランスとって描き進める」と言うやり方になっていると想像されますが。
 
 長い目で見たら、やっぱり、アタリから描く方がイイみたいですね。

投稿: PAN太 | 2008年2月 4日 (月) 01時30分

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