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2009年8月

2009年8月30日 (日)

大阪からの挨拶

 BGM…   Cocteau Twins / 『Blue Bell Knol』

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 今日、と子供たちが、私を置いて家を出て行った。

 8月30日。
 夏の終わりに、子供たちの今夏最後のイベントとして、新世界のスパワールドに遊びに行ったのです。
 嫁たちと、あと、嫁のお友達の「師匠」さん家族と、あと、他のご家族も参加するらしい。
 スパワールドで遊んだあとは、天王寺の焼肉店で夕食を済ませて帰ってくる、とのコト。

 私は明日も仕事なので、遊びで疲れを残したり、飲み食いが翌日に堪えたり…と言う事態を恐れて、一人で留守番するコトを選択。

 投票所に行って、嫁たちを車で駅まで送ったあとは、駅前の理髪店で散髪。
 その足で、近所のスーパーに買い出しに行きました。
Ate
 ①ヱビスビール(超長期熟成は何処にも売ってなかった…先週は置いてあった店で訊いても、私が買ったあと「誰も買わないから、発注してませんでした」とのコト…くっ)
 ②大阪サイダー
 ③アーリータイムス(大阪サイダーで割ると、バーボン・ハイボール)
 ④サントリーモルツ(もともと買い置きしていた分)
 ⑤キムチ(このまま酒の肴にも、晩飯の材料にも)
 ⑥サンマのお造り
 ⑦柿ピー
 ⑧トマト(酒飲みながら、このまま丸ごと食べる)

 買い物しながら途中で「しまった、どうせ買い出しするんなら、桃谷まで足を伸ばせばよかった…!」と気がついて、後悔。
 桃谷の御幸通商店街(=コリアタウン)なら、チヂミとかチャプチェとかキンパッとかイカフェとか、とにかく私の好物がたくさんある。近所のスーパーで酒の肴を探して迷っているくらいなら、最初から桃谷に行けばよかった。

 なんか、『孤独のグルメ』みたいになってきたな…。

 まあイイ。
 とりあえず、こんだけ買い込んでおけば、このあと今日一日、不自由しないだろう。

 まあ、まずは1杯。
 ぷふー。
 トマトうめー。 

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 夜になると、テレビ各局で衆院選総選挙の開票速報番組が始まる。
 今夜は、長くくそ暑かったこの夏を締めくくる、お祭(=政)なのだ。

 普段、テレビと言えば、『イッテQ!』しか観ない私だが、今日だけはかぶりつきで観ます。ええ。

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 こうの史代先生の、『この世界の片隅に』を再読。
 言っても詮無いコトだが、こんな素晴らしい作品がいつかチャンピオンから生まれてくれたら…と、つい夢見ないではいられません。

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 ちょいと、mixiとか他の方のブログとかをサーフィンしていると、やっぱり、今日付けの日記の話題は総選挙がらみが多いですね。当然ですが。

 ふんふん、と読んでいて思い出したのが、昔読んだ関川夏央の文章。
 今、正確には思い出せないが、
 「現代の若者は、叫んだり歌ったりする事は得意でも、考えたり話したりする事は苦手である」と言う大意の文章だった、と思う。
 確か、70年代の若者についての文脈で登場した、と記憶している。間違ってたらどうしよう。どの本に書いてあったんだろう…。あとで本棚探してみようかな。

 まあ、70年代の若者に限らず、21世紀の我が日本の若者たちも同じだよ…と言うのが、私の感想です。

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 BGM…   The Replacements / 『Pleased to Meet Me』

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 コレ聴いてる間に、「総選挙」に上手いコトこじつけられそうなアルバムを思い出してみよう…。
 さあて。どんなのがあったかねえ。

 ポリティカル・ソング、プロテスト・ソングの類と来たら、まあ、やはりディランになってしまうのか。
 60年代の諸作は勿論なんだが、個人的には、『欲望(Desire)』をお勧めしたい。時々「ローリング・サンダー・レビュー」で検索して飛んできてくれる人もいるし。
 ライナー・ノートで確認したら、もう33年前のアルバムなのか…。アレン=ギンズバーグが解説を書いてる!
 収録曲の『ハリケーン』は、映画化もされましたね。うーむ。何回聴いても古くならない。

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 BGM…   Bob Dylan / 『Desire』

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 うん。
 ココで、バーボンもう1杯。 

 ヤバいな。
 ピッチ落とさないと、夜になる前に眠くなっちゃうかも知れん。

 今から、ちょっとだけ、仮眠とります。
 夜になったら、選挙速報を観ながら、チリポリと続きを書くと思いますよ。
 よしなしごとを、アレコレと。

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 今日一日、個人のブログや日記を読んでまわって思ったのですが、
 自分の支持政党とは違う政党に投票する人間を指して、誹謗中傷する内容のモノが多いなあ、と。

 「○○党に投票するような奴は●●●●●●●●●●●●」※●●部分にはネガで、往々にして差別的な文章が続く

 意見の相違はあって当然だし、批評、批判は大いに結構だろう(優等生的発言)。
 だけど、こりゃあねえだろう。コレはアレか、自分と同じ信念の持ち主以外とは、人間関係を持ちたくないって決意表明か?
 そりゃそうだろ。自分のコトを指して「●●●●●●」とか言われてるのを目撃してしまったら、発言者に対する心証は今までと同じって訳にはいかねえわな。
 ソコまで考えて書いてるかね、このお子ちゃまたちは。考えてなんかねえんだろうな。
 その程度の社会性しか持ち合わせていない奴らがのたまう床屋政談なんか「あー、ハイハイ」と聞き流してりゃいいんでしょうけど。

 胡散臭いのは「政治」じゃなく、こんな瀬戸際まで押し込まれてしまっても、この期に及んでもまだ他人に点数をつけるコトにしか興味が無いお前たちの方なんだよ。
 いい加減学べや。

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 深夜3時時点で、民主党が単独で300議席超、自民党が119議席と言う結果です(NHK開票速報)。
 戦前の大方の予想通りと言うかんじでしょうか。
 この政権交代で、せめて今までより少しでもマシな世の中になってくれ、と、切に思いますよ。ホント。

 「金がねえから結婚できねえとかいう話だったけど、そりゃ金がねえで結婚しない方がいい」
 「それで、稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、よほどのなんか相手でないとなかなか難しいんじゃないかなあという感じがする」
 働いても働いても、結婚も出来そうにない、将来設計すらおぼつかないようなこんな世の中をなんとかして欲しい、と言う若者からのメッセージに対して、麻生氏の答えがコレだった。
 こんな薄汚い台詞を平気で垂れ流す見識の持ち主が、総理大臣をやっていたのだ。
 「マンガ脳」がどうのこうのとよく言われた人だったが、イヤ、そりゃマンガに失礼だろう。こんな人間が出来上がってしまったコトについて、マンガにはなんの責任も無い。
 彼が就任中には「マンガ読んでるとこんなボンクラになってしまうと言うのなら、マンガなんて低俗な文化はいっそ規制強化して将来的にこの世から抹殺してしまえ!」なんて世論が盛り上がったりしたらどうしよう…と、ビクビクしてました。ええ。

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 私から見れば、自民党も民主党も「どっちもどっち」。
 自民党支持者(特にネット上での意見を見ると)の中には誤解している人もいるみたいですが、民主党、アレは左でもなんでもない、立派な保守政党ですから。
 共産党や社民党みたいな革新政党だったら、こんな広汎な支持を得られなかったでしょう。
 今回の総選挙、「自民党か、さもなくば民主党か」と言う二択しか無いような流れになってしまったけど、ホントにそれだけでよかったのかねえ。
 他の可能性は無かったのか、これからも無いのか、ソコが気になって仕方が無い。

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 一党の党首や、首相経験者がバタバタと落選していくさまは、申し訳ないが、見ていて痛快だった。

 今まで揺るぎもしないように見えた壁が、もろくも崩れていくのを見ているようで。
 
 「万物は流転する」と言う言葉を思い出す。
 世界の諸相は常に変化し、一定ではない。永遠なんて、何処にも無いのだ。
 政変を目の当たりにした時は、いつもそんな当たり前のコトを思い出してしまう。

 祭りは終わった。

 民主党大勝利。
 自民党惨敗。
 ココまでは、誰もが予想した通りだ(一部の人の期待通りではなかっただろうが)。

 明日から、この世界がどう転がっていくか、それはまだ誰も知らない。

 お祭りではなく、明日からまた続くうんざりするような日常の中で、私たちは確かめる。
 
 あの時の信念は、今日もまだ生きているのか、それとも、もう古びてしまってはいないか、と。

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2009年8月29日 (土)

おっぱい描きながら総選挙

 昨日、絵チャットで、初めて『ドリームクラブ』を描きました。
 プレイしたコトの無いゲームのキャラですが、るい先生のルックスを一見して、一発でヤラれてしまったモノで…すいません!
Dreamclub_rui  
 ↑ 『ドリームクラブ』のるい先生 絵チャットで描いた分
 男子校の先生でキャバ嬢と言う設定だそうで…なんて卑怯なキャラなんだ…!
 あっ、ちなみに、私はキャバクラ童貞です。

 もいっちょ
Dreamclub_rui02
 こっちはらくがき 勢いだけで描きました
 くそう あんた 先生のクセに なんだよこの乳は!

 私は全然ゲームしない人間なのですが、るい先生に会うためなら、『ドリームクラブ』買っちゃうかもしれん…どうしようかな…買っちゃおうかな…。

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 明日は、衆院選投票日ですね。

 田中正造の明治天皇への直訴文を書いたのが、実は幸徳秋水だった、と初めて知ったのは、山田風太郎の『明治バベルの塔』を読んだ時でした。
 日本近代史上、もっとも偉大な政治家である田中正造と、もっとも偉大なジャーナリストである幸徳秋水の組み合わせに、興奮したもんです。はい。

 見渡してみても、政治家にもマスコミにも、田中や幸徳と同じ文脈で語るに値する存在が今、どこにあるか…と思うと…絶望的だなあ。

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2009年8月27日 (木)

出勤前なのに

 コメントありがとうございますー

 >お疲れ様です。
 私もここ数ヶ月、仕事から帰ったらまず1時間は仮眠するという生活です。とりあえず、帰宅時間が早いのが救いなのですが。
 夏バテには気をつけてくださいね。夏バテそのものより、そこで病気に罹ったりするとツラいと思いますので。
 美華お嬢様、思わずアレやナニを描き足したくなるような素晴らしいポーズ&アングル!と思ったらホントに汁描き足しちゃってるし~PAN太さんってばモウ!
                 

                      (8月26日)

 まず1時間…イイですねソレ…試してみたいな…
 うおっ pixivにアップした汁差分、ご覧いただけましたかー ありがとうございますー!
 イロイロ試してみたい年頃なんです…w

 調子に乗って、汁分増量してみました…。
Gamblefish_mika05
 『ギャンブルフィッシュ』の美華お嬢様 もう一発!

 朝からナニやってるんだ一体…。

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2009年8月23日 (日)

たまにはチャンピオンのコトも

 最近夏バテ気味で、仕事から帰ってきたらぶっ倒れるように寝てしまってます、PAN太です。

 疲れが全然抜けないなあ。もう若くないんだなあ。しみじみ。 

 話変わって、今日、8月23日は、インテックス大阪で「SUPER COMIC CITY関西 15」が開催されるのですね。

 や、まあ、実は、
 イカサマさんのサークルがソレに参加すると言うコトなんですが、
 …コピー本とペーパーを作るのを、私、手伝わされましてね…。

 お願い…次からは勘弁してください…。

 返して 私の休日

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 たまにはチャンピオンのコトも書いておくか…。

 娘(こないだ9歳になりました)が好きなチャンピオン作品(8月現在)

 『みつどもえ』
 『元祖!浦安鉄筋家族』
 『ナンバ デッドエンド』
 『バチバチ』
 『侵略!イカ娘』
 『ギャンブルフィッシュ』
 『ムラマサ』
 『木曜日のフルット』
 『号外!新撰組カズエ』
 『風が如く』
 『畳の上のミクロ』

 あと、
 「『アフロボマー』はどうして連載しないの?」
 とか、
 「佐渡川先生は今ナニしてるのん?」
 とか、

 我が娘ながら…

 彼女が、学校のお友達とちゃんと話が通じているのか、心配で心配でなりません!

 最近の彼女は、オマハ大統領がお気に入りみたいで、よく彼のモノマネをします…。
 お願い…おとうさんが悪かったから、もうコレ以上ヘンなコトしないで…。お友達に見られちゃう前に、やめて…。

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 来週のチャンピオンで、ミッチェル田中先生が久々に登場!
 先生のブログが閲覧できなくなってから、近況とか全然わからない状態だったので、コレは嬉しいサプライズでした!
 楽しみにしてます!
 「美少女探訪」ルポまんがって、シリーズになるのかな…。

 同じく来週号で、これまた久々のにくぼし先生が登場。
 こちらは、「近況どころか、内部事情もプライバシーもほぼガラス張り状態なんでは?」なブログをこまめにチェックさせていただいていたので、サプライズは無いのだけれど…。期待してます!
 大きな声では言えませんが…最近、嫁が「にくぼしブログ」のファンです。オカ先生の世話女房っぷりを取っ掛かりに、どんどん脳内でイロイロと「にくぼしコンビのあれやこれや」について設定してるみたいです…。
 先生にげてー

 チャンピオン村では手厳しい意見が多い『ツギハギ生徒会』ですが、私は好きです。だってかわいいじゃんよ!伊藤先生は、これからまだまだ伸びしろがたくさんある作家さんだと思いますし!

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 ああ…
 それにつけても、佐渡川先生の新作が待ち遠しくてなりませぬ。

 学園ラブコメ?スポーツもの?SF?グルメ?時代劇?…
 次回作はどんなマンガになるだろう…と妄想しただけで、お腹いっぱいになれますよ!

 本格連載ももちろん楽しみなのですが、個人的には、佐渡川先生の読み切り作品も読んでみたいな…ってのはあります。
 ソレまでの作風とは全然違う切り口とか、連載作品では出来ないようなチャレンジとか、そんなコトが出来るのも読み切り作品のイイトコロなんではないかな…と思うので。
 看板作家になると、どうしても長期連載作品と言うイメージになりますが、作家さんのチャレンジ(新機軸の模索とか)や気分転換の為にも、たまに読み切り作品を描いてもらう、と言うのはプラスになりそうな気がするのですが…どうでしょうね。素人考えかしらん。

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 ここからはコメント返信。
 皆さん、ありがとうございますー!


 >お疲れ様でゴンス。
「やけっぱちのマリア」さすがにリアルタイムではございません。書店でコミックスの立ち読みです。
 子供の頃は手塚治虫先生というと「鉄腕アトム」とか「ジャングル大帝」、「どろろ」、「リボンの騎士」等の作者という印象でしたから、そのつもりで手に取ってびっくりしたんですよね。

          (7月26日)

 や、失礼しましたw >リアルタイム しかし、こうして作品名を並べてみると、改めて、手塚作品の方向性の多様さに驚かされますよね…!





 >PAN太さんの「世界」に関するコメントは、いつも重いです。
 自分が今まで何をしてきたのか、これから何をしたらいいのか、考えさせられますね。

          (8月1日)

 私自身、何をしたらいいのかと改めて考えたら、茫然としてしまいます…。「世界」って大きい。「世界」って恐ろしい…。いいトシして、いまだにそう思います。




 >サン・シティ懐かしい!PVも熱い!ルー・リード存在感ありすぎクソ吹いたwww
 マイケル・モンローがどこを歌ってるのかずっと謎だったんだけど、イントロのあれだったのね。ありがとうございました!

          (8月5日)

 「暗黒大王」ルー=リード、確かに目立ってますよね!くるくる踊るトコロとか、かわいいじゃないですかw





 >(前略)何で拍手絵見れないんだろう…?

          (8月5日)

 すいませんでしたー!拍手絵の設定が間違ってました!…見れるように再設定しましたが…らくがきばっかりでごめんなさい!><;





 >みるきぃ~

          (8月9日)

 おおうっ 情熱的な一言コメント、ありがとうございます!チアコスのミルキィ、かわいいですよね!




 >ああ~~やっぱり・・・PAN太さんがまじめな話したって、もうまともに聞かないからな!(笑
 しかし・・・ラフ原稿でこのクオリティ・・・全部アップして欲しい!

          (8月13日)

 ええ!ええ!どうせ私はこんな奴なんです…w 残りの原稿は、HDDからサルベージ出来ませんでした…無念…。 





 >スクライドだっけ?
 ミルキィ~♪

          (8月16日)

 拍手絵のアレは、その通り、『スクライド』のシェリスさんです♪ しかし、みんな、ミルキィ好きだなあ…嬉しくなるじゃないか、もう!もう!




 >久し振りのような気がするPAN太さんの美輝ちゃん、いつもながらエロ可愛い!
 顔に対して目を小さめに、目に対して瞳を大きめにしたという感じでしょうか。少し大人っぽくなった感じが素敵です。そういえば、佐渡川先生の絵柄もこんな感じに変わったような気がします。
 しかしこの絵、岡持ちを描き足したらそのまま第103話「守れるか純白」の三角巾一丁状態になりますな。
 …あのエピソード、よく考えたらちょっと気になるんですよね。
 茅原先生と服を交換したのはいいとして、翌日のHRで先生があの服を着ていたということは、結局交換した日の美輝ちゃんは汚れたジャージで帰ったわけですよね。
 おかみさんの主旨は「汚れた格好で仕事をするな」であって、仕事着を汚さなければいいというわけではないと思うのですよ。
 結局美輝ちゃん、アウトだったんじゃないかと。
 …まぁ、実際には当日中に茅原先生に会って、ジャージを汚したお詫びにクリーニングしたての仕事着を貸してあげたというところでしょうけど。

          (8月17日)

 ありがとうございますー♪ 確かにコレって三角巾一丁状態!いつか、「岡持ち有りver.」を描かないと…!…ホンモノさんの指摘通り、美輝ちゃんアウトだったっぽいですねえ…三角巾!三角巾!




 >マイケルのメッセージを素直に受け止められない人は不幸だと思う

          (8月19日)

 コメントありがとうございます。「ミュージシャンのメッセージを受け止めるだけで幸福になれるなら苦労はありません」と言うコトも、あの記事のテーマの一部です。




 >エビス超長期熟成は普通のエビスよりコクがあってまろやかですよPAN太さん!
          (8月22日)

 不景気のせいで、ヱビスがますます高嶺の花になってしまったPAN太家ですが…「超長期熟成」…ソレは是非試してみたい!さっそく明日買ってきます…!

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 ↓らくがき
 『ギャンブルフィッシュ』の獅子堂美華お嬢様。
Gamblefish_mika_3
 …すいません。
 やっちゃいました。

 自分でももうわかりません…
 一体ナニがしたいのか。

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2009年8月16日 (日)

お盆休みの終わりに

 最近、顔の描き方を少し変えてみたくて、いろいろ試してます。

 ↓ らくがき
 『無敵看板娘』の鬼丸美輝ちゃん
Miki_nikki33
 描いてる途中でイロイロとわけわかんなくなって、くじけてしまいました。私の場合、よくあるコトなんですけどね!

 今更ですが。
 絵を描くのって、難しいなあ…。

 この項、続きます

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2009年8月12日 (水)

なにかが燃えている

 今日からお盆休みです。

 まずは、家族サービス。
 これからキャンプに出かけます。丹波篠山で1泊2日。
 眠い…運転しんどい…。

 コメントへの返信、遅くなっててすいません。
 盆休みの間に、必ず、必ず。
 うう。

Rough
 ↑ 新絵がなかなか描けないので、お茶濁しに古いのをアップ。
 昨年描いた、同人誌用のラフ原稿から、『PUNISHER(パニッシャー)』のエルお姉さん&ミルキィです。
 ここまで描いた段階で、例のアレでぶっ倒れてしまって、それっきり手つかずのままで終わってしまっていたモノです…。 

 さあ、では、行ってきます。

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2009年8月 1日 (土)

『僕たちの国境』~『Sun City』

 川村カオリが亡くなった。
 まだ38歳。

 今、彼女のアルバム、『Hippies』や『Church』をひっぱり出して聴いている。
 彼女の歌は、一人称が「僕」になっている曲ばかりだった。プロデューサーの高橋研の芸風がそうさせたのかもしれないが、彼女にはふさわしかったかもしれない。

 デビューしてから何年たっても、全然芸能人ズレする様子が無い…どころか、いつまでたっても居心地が悪そうな、どこか屈託を抱えているような彼女の佇まいが、好きだった。

 ちなみに、川村カオリは頭脳警察の第8作『歓喜の歌』にゲスト参加したりもしてました。

 『見つめていたい』とか、こんな曲、彼女以外の誰が歌える?

 もっと僕に強さがあればいいのに

 愛がなきゃウソさ 夢がなきゃウソさ
 空に描けるほど いつもいつも思うんだ だけどね
 愛だけじゃダメさ 夢だけじゃダメさ
 それが悲しくて 叫べなくなる僕だよ 僕だよ

             (川村カオリ/『見つめていたい』

 川村カオリは、日本人の父親とロシア人の母親の間に生まれた。
 当時、ソヴィエト連邦は、現在の北朝鮮なんか目じゃないくらい、日本にとってのバリバリの仮想敵国。
 そのせいで、彼女は、少女時代に凄絶ないじめを経験してきたという。

 彼女にとって、現実をそのままに歌うのは、つらい。
 だから、「私」を強く肯定してくれる存在として、「僕」が必要だったのではないか、と私は思う。
 川村カオリの曲に登場する「君」こそが、実は、彼女自身だったように思えてならないのだ。

 言葉だけじゃ心はまっすぐに伝わらないし
 涙だけじゃよけいに悲しみがつのるから

 国境線を越えて 今すぐ会いに行くよ
 どんな人が住んでる どんな花が咲いてる
 君の胸の大地には

             (川村カオリ/『僕たちの国境』

 国境線を越えて、と言うこのフレーズに、どれだけの人がリアルな重みを感じるコトが出来るだろうか。
 「どんな人が住んでる どんな花が咲いてる」…そんなコトには興味がないですか?

 川村カオリにとっては、国境とは、乗り越えられるために存在していたのだ、と、そう思う。

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 マイケル=ジャクソンについては、ひとそれぞれの感慨があると思う。
 私が彼に抱くイメージは、「白人になろうとして、ソレを自分の身体に実行してしまった男」である。もしもマイケルにこの強迫的衝動がなければ、彼のキャリアはもっと違ったモノになったはずだ。
 彼の作品、『Black Or White』を聴いても、「おいおい、嘘つけ。お前さん自身が、そんなコト信じてねえだろうが」とツッコミを入れていたモノだ。

 「ブラック・イズ・ビューティフル」と言うイズムを、マイケルは自分の人生において採用しなかった。コレは、絶対に忘れてはいけない事実だ。

 マイケルのキャリアで、個人的に真っ先に思い出すのは、USA for Africaプロジェクトの『We Are The World』を彼が(正確にはライオネル=リッチーとの共作だが)作った、と言うことだ。普通なら、『スリラー』とか『BAD』とかを一番に思い出すところなんだろうが、どっこい、私は筋金入りのへそまがりなのです。

 『We Are The World』については、あまりにも有名なので、今更ココで説明しない。

 当時、リアルタイムでこのプロジェクトの盛り上がりを目撃していた私の感想は、「とにかく歌詞がくだらねえ」と言うモノだった。

 彼らにあなたの心を届けてあげて
 そうすれば 誰かが自分たちを思いやってくれていると気づくはず
 今より強く、自由に生きていけるようになる
 神が私たちに 石ころをパンに変える奇跡を示してくれたように
 だから 私たちみんなで 彼らに救いの手を差し伸べよう

 私たちは 世界そのもの
 私たちは 神の子供たち
 今より素晴らしい明日を作るため さあ 始めよう
 今こそ選択の時 それは自分自身の生命を守ることなんだ
 本当だよ よりよい世界を作るんだ 君と僕とで

             (USA for Africa/『We Are The World』)

 キリスト教的価値観の押し付けも暑苦しかったが(ソレは先行したBand Aidの『Do They Know It's Christmas?』にも共通するおこがましさだった)、それよりなにより、「アフリカや第三世界の難儀は、アメリカ合州国をはじめとする帝国の存在に由来している」と言う現実をオミットした言い分が、気に食わなかった。
 シュバイツアー的偽善の匂いがプンプンしてました。ええ。
 宗主国から、お流れ頂戴、てなもんですか?

 歌っていて、さぞかし気持ちよかっただろう。
 聴いてる方だって、決して悪い気分になるはずがない。
 なんたって、困ってる人たちのために、みんなで善いコトをしようぜ、って歌っているんだから。
 歌に酔い痴れている時以外の、私たちのリアルの人生において、私たちがどんなにアフリカを踏みつけにしてきたのか、考えもしなかった。
 そんなコト、考えなくっていいんだよ。僕たちは今から善いコトをしようとしているんだから。マイケル=ジャクソンやライオネル=リッチーは、そう歌っていたように私には聴こえた。

 この歌が成功したのは、「善いコトをしよう」と呼びかけはしても、「この世界がこんな有様になってしまったのは、何故なんだ!」と歌ったりはしなかったからだ。
 『We Are The World』のせいで迷惑を蒙った人はいなかったと思う。
 アフリカで飢渇に苦しんでいる人たちのもとへ、わずかでも援助は届いた。
 歌手も、レコードを買った人も、誰も傷つかなかった。
 ほんのいっとき、世界は善意によってひとつになり、そして、また同じ事の繰り返しが待っていた。
 片方の手でアフリカの不幸を生産し続けながら、もう片方の手でチャリティー・ソングを歌う茶番を、私たちは目撃してしまったのだ。

 よく、「ミサイルを買うお金があったら、そのお金でどれだけのアフリカの飢えた子供たちを救えることか」と言うフレーズを耳にする。
 実はコレは話が逆で、ミサイルを作って売り込む輩がいるから、アフリカの難儀がある。
 「彼らに、私たちの心を届けよう」などと言うお節介を言う以前に、「アフリカに銃やミサイルを売り込んでいるのは、どこの国の企業なのか」、と言うことに思いを巡らせるべきなのだ。本当は。
 でも、そんなことを歌ってしまったら、誰も聴いてくれないし、ラジオ局もオンエアしてくれないだろう。コレは根拠の無い仮定の話ではない。
 そういう意味で、『We Are The World』は賢明だった。

 「賢明」ではなかった、別のチャリティー・プロジェクトについては、のちほど触れる。

 何一つ本当のコトを言い当てるコトもなく、誰一人傷つけるコトもない善行は、実は、偽善と呼ぶのではないか?
 当時、高校生だった私は、そんなふうに思っていた。いやあ、実にかわいくないですねえ。

 豪華で退屈な歌を、豪華な芸能人たちが歌い上げる、夜のヒットスタジオ的なイベント。
 私にとって、『We Are The World』はその程度の存在でした。ハイ。

 だから、私にとって『We Are The World』は、我が愛するブルース=スプリングスティーンやポール=サイモン、ホール&オーツ、ボブ=ディランが参加している、と言うくらいしか見所がなかった。
 スプリングスティーンの、「アフリカの困っている人たちのために、一晩時間をくれ、と言われたら、ノーとは言えないさ」と言う謙虚なコメントが救いだった。この手のチャリティーに対する態度として、きわめて正しい態度ではないか、と思った。

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 クイーン
 エルトン=ジョン
 アイザック=ヘイズ
 フランク=シナトラ
 ビーチ・ボーイズ
 リンダ=ロンシュタット
 フリオ=イグレシアス
 ジ・オージェイズ
 シカゴ
 レイ=チャールズ
 ジ・オズモンズ
 ポール=アンカ
 ボニー=M
 ブラック・サバス
 ロッド=スチュワート
 ティナ=ターナー
 ディオンヌ=ワーウィック
 サラ=ブライトマン
 オリヴィア=ニュートン=ジョン
 ローラ=ブラニガン
 ミリー=ジャクソン
 カーティス=メイフィールド
 シェール
 ライザ=ミネリ
 ………………………………………

 今挙げたミュージシャンの名前を見て、コレが何を意味するリストなのか、すぐにわかる人はほとんどいないと思う。

 かつて、南アフリカ共和国では、アパルトヘイト(人種隔離政策)が実施されていた。
 アパルトヘイトをご存じない方は、こちらを参照ください。
 我が日本は、当時、「名誉白人」と言う極めて不名誉な称号を南アからいただいていたのだ。
 …で、当時、国際世論の一部(残念ながら一部だった!)から非難を浴びていた南アは、悪名高きバントゥースタン政策を採用するんですな。

 その、偽りの「ホームランド」ボプタツワナに存在した(今も存在する)、豪華リゾート施設。
 その名も、「サン・シティ」。

 「アパルトヘイトの象徴」と呼ばれたこのサン・シティの中には、コンサート・ホールもあり、破格のギャランティに釣られてココで演奏する著名ミュージシャンが多数存在したのだ。

 先に挙げたリストは、このサン・シティで演奏したコトのあるミュージシャンの名前である。

 白人ミュージシャン以外にも、意外な名前が多数あって、驚かされる。
 特に、レイ=チャールズ、ティナ=ターナー、ディオンヌ=ワーウィックなどは、先に触れた『We Are The World』でもヴォーカルをとっていた人たちだ。
 アフリカの飢渇を救うためのチャリティー・ソングを歌う一方、同胞を差別するアパルトヘイトの象徴の地で、白人リゾート客のために演奏する。
 マンガだって、こんな滑稽な演出は考えつかないだろう。
 一体、人間って奴は、なんなのだ。

 それが、人種差別を承認しているコトにつながると言う自覚があったのかどうか。
 ミュージシャンだって人の子だし、営業上、いろんなしがらみもあるだろう。しかし、だったら、別の場所で『We Are The World』なんて歌わないでくれ。
 ミュージシャンにだけ、聖人君子であれ、なんて要求しているわけじゃない。
 ただ、人間であってくれ、と願っているだけだ。
 あんた自身が演奏している、その素晴らしい音楽に釣り合う人間であってくれ、と。

 このリストに登場するミュージシャンたちを、ダリル=ホールは「世間知らずの間抜け野郎」と指弾した。
 「てめえらがナニをやってるか、わかってて演ってたんだよな?」と。

 札幌の実家に置いてきてしまったが、1985年発表のアルバムで、Artists United Against Apartheid(=アパルトヘイトに反対するアーティストたち 以下、AUAA)による『Sun City』と言う作品があった。
 『We Are The World』から数ヵ月後にリリースされたアルバムだ。
 ダリル=ホールも参加している。

 こちらは、ブルース=スプリングスティーンのバック・バンド、E・ストリート・バンドに在籍していたギタリスト、”マイアミ”リトル=スティーヴン=ヴァン=ザントが言いだしっぺで実現したプロジェクトである。

 出来上がった曲群は、能天気なチャリティー・ソングではなく、極めて政治的にしてラディカルなプロテスト・ソング、レベル・ミュージック。

 プロジェクトの趣旨は、南アフリカのアパルトヘイトに非を鳴らし、音楽業界人として「アパルトヘイトの象徴であるサン・シティでは絶対に演奏しない」と宣言するコトだった。

 最初は、業界内の友人だけで、4、5人も集まって協力してくれたらイイや、と思っていたそうだが、プロデューサーのアーサー=ベイカーと一緒にあちこちに声をかけている内に、「聞いたぜ、俺にも参加させろよ」って連中が勝手に押しかけてくれたりして、最終的にはとんでもない数の豪華メンバーが、よってたかって1枚のアルバムを作るコトになってしまったのだ。

 断言するが、参加メンバーの豪華さ、楽曲の素晴らしさ、音楽史上における意義、どれひとつとっても、『Sun City』は1980年代におけるポピュラー音楽の最大の成果であり、画期的な事件であった。

 まずは、このPVをご覧いただきたい。

 どうっスか?どうっスか?

 コレを初めて観た、と言う方は、「コレはなんだ…」と戸惑われた方が多いかもしれない。
 PVに登場する出演メンバーを見ても、誰が誰だか全然わからない、と言う人もいるかもしれない。

 そんな方のために、野暮を承知で、ちょいと解説させていただこう。
 まずは、タイトル曲からだ。
 もう一回、先のPVを観ながら(聴きながら)、読んでいただきたい。 

 ───サン・シティ。
 アパルトヘイト政策の象徴である、豪華リゾート。
 ヨハネスブルグの目と鼻の先にあるこの施設では、ギャンブル、ポルノ、そして世界でも屈指のエンターテイナー・ショーが楽しめる…。
 ただし、白人客だけ───。

 暗転。

 銃声。

 流れてくる、「Ah~…Sun City」と言う、女声ハーモニー。※実は、マイケル=モンロー(元ハノイ・ロックス)とスティーヴ=ベイター(元デッド・ボーイズ)のヴォーカルでした。

 地を割り響いてくるかのような、マイルス=デイヴィスのトランペット。

 彼の地=南アフリカで、黒人たちを殴りつけたり、水平射撃を行ったりしている警察官の姿や、「ホームランド」に強制移住させられていく黒人たちの姿が、サン・シティでバケーションを満喫する白人客の姿とオーヴァー・ラップする。

 そんなクソッタレな現実を切り裂く、ラッパーたちの啖呵。
 RUN-DMCが、グランドマスター=メリ=メルが、デューク=ブーツィーが、カーティス=ブロウが、アフリカ=バンバータが、ビッグ=ユースが、リレーしながらアジテーションする。

 言いたいんだ、南アフリカで繰り広げられている、けったくそ悪い現実について…
 わかってるって 俺たちに出来る事って言ったら…
 サン・シティなんかじゃ、絶対に演奏しねえってコトさ!

             (Artists United Against Apartheid/『Sun City』)

 と。

 ココで、「I ain't gonna play Sun City!」と吼える目つきの悪いバンダナのあんちゃんが、このプロジェクトの立役者=リトル=スティーヴンである。

 ココから先は、疾風怒濤。
 ナマ(生硬)で直截な政治的メッセージが、ミュージシャンたちのリレー・ヴォーカルで叩きつけられる。

 第一パート/
 デヴィッド=ラフィン(テンプテーションズ)
 パット=ベネター
 エディ=ケンドリックス(テンプテーションズ)
 ブルース=スプリングスティーン

 第二パート/
 ジョージ=クリントン(大統領じゃない!ファンクの大立者)
 ジョーイ=ラモーン(ラモーンズ)
 ジミー=クリフ+ダリル=ホール(ホール&オーツ)
 ダーレーン=ラヴ

 第三パート/
 ボニー=レイット
 ジョン=オーツ(ホール&オーツ)+ルベン=ブラデス
 ルー=リード
 ボビー=ウーマック

 第四パート/
 ジャクソン=ブラウン+ボブ=ディラン
 ピーター=ギャレット(ミッドナイト・オイル)
 カシーフ+ノナ=ヘンドリクス
 ボノ(U2)

 ぶふう。書いてて、思わず鼻血出そうな豪華面子。俺、こいつらみんな、大好きだ!

 ロック、ラップ、ポップス、パンク、レゲエ、サルサ、ファンク、ブルーズ、ジャズ、ワールド・ミュージック…ヘヴィー・メタル以外の当時のほとんどのポピュラー音楽のジャンルを横断したかのような、ミクスチャーっぷり。
 くそう、なんてカッコいい曲なんだ…何回聴いても燃えてくるぜ…。

 曲の背景には、まさしく「革命的状況」と呼ぶしかないような南アの凄惨な映像が流れる。
 殺された、スティーヴ=ビコやキング師の映像も…。
 絶望的状況を歌っているはずのミュージシャンたちの姿が、やがて、祝祭のごときうねりと熱を帯びて、南アの「兄弟姉妹たち」の映像と重なっていく。
 観ていると、外に飛び出して、彼らと一緒に吼えたくなる…「その気」にさせる曲なのだ。
 アパルトヘイトに象徴されるレイシズムに、正面切って「NO!」と叫ぶためにも、この曲には絶対にファンクのパワーが必要だったのだなあ、と改めて思う。

 上記以外にも、バッキング・ヴォーカルではピーター=ガブリエルやピーター=ウルフ(J=ガイルズ・バンド)、ダリル=ハンナ(映画『ブレード・ランナー』『キル・ビル』のお姉さん)、リントン=クウェシ=ジョンソン、ファット・ボーイズ、ギル=スコット=ヘロン、ヴィア・アフリカ、ウィル=ダウニング、ボブ=ゲルドフ、ティナ=Bなどが大活躍。
 特に、当の南アからやって来たグループ、マロポエッツは、「この企画に参加すれば、帰国後は生命の危険すらある」のを承知の上で参加した、まさに命がけの熱演。
 他にもコンガのレイ=バレット、サックスのクラレンス=クレモンス(E・ストリート・バンド)、ギターのピート=タウンゼント(ザ・フー)、ドラムスのリンゴ=スター(元ビートルズ)&ザック=スターキー親子、シャンカール、サニー=オコサンなど、世界のトップミュージシャン達の一世一代の鬼気迫る演奏。

 ちなみに、アルバムに収録されている他の曲では、ロン=カーター、スタンリー=ジョーダン、トニー=ウィリアムズ、ハービー=ハンコックらがマイルスと一曲キメています(『Struggle Continues』)。ジャズに疎い私にも伝わってくる、黒く不穏な気配にゾクゾクしていました。
 他にも、スケール雄大なワールド・ミュージック、ピタガブのズバリ『No More Apartheid』。ポピュラー音楽が黒人音楽からどれだけ影響を受けてきたか、その点について彼は実に自覚的で誠実なミュージシャンです。
 ヒップ・ホップなどという言葉がまだ無かった当時としてはかなりクールな『Revolutionary Situation』。
 ラッパーたちが中心になって作られた『Let Me See Your I.D.』。外国人登録証の不携帯がまるで重犯罪扱いにされる日本の状況を考えると、当時の南アを笑えません。
 タイトル曲のVersion Ⅱなんてのもありまして、こちらはロック色が強いアレンジ。コレはコレでイイのだけれど、やっぱりVersion Iの底無しのパワーと比較すると、ちょっと弱い感じ…。
 そして、アルバムの棹尾を飾るのは、ヴォーカル=ボノ、ギター=キース=リチャーズ(ローリング・ストーンズ)+ロン=ウッド(同)によるブルーズ・ナンバー『SILVER & GOLD』。
 地の底のさらに底から響いてくるかのようなギター。呻きとも呟きともつかないヴォーカル。聞き届けられるコトの無い怒りが底光りするかような演奏に、今聴いても鳥肌が立ちます。

 タイトル曲に話を戻すと、歌詞は当時のアメリカの対南ア政策をこき下ろすわ、ロナルド=レーガンを名指しで批判するわ、いや、もう、遠慮が全く無い。
 その一方で、

 こうしている間にも、俺たちは、兄弟姉妹たちを裏切り続けているんだ

 とか、

 この世界を見回してみなよ とても見ちゃいられねえ
 どうして俺たちは、いつもいつも、間違った側についてしまうのだろう…

 とか。

 どうよコレ!
 『We Are The World』には絶対見られなかった、「弱い自分、正しくない自分、間違った世界に加担してきた自分」と言う自覚が言わせている、こういうフレーズ。
 あかん。萌える。

 テーマがテーマであり、またその態度が態度なモノだから、『Sun City』全編には、不穏、不逞な空気が流れている。プロテスト・ソングなんだから、当然っちゃ当然なんだが。
 拳を振り上げ、「オラ、こっち見ろよ!聞けよ!知らん顔してんじゃねえよ!」と挑みかかるかのような態度。
 気骨。反骨。土性っ骨。今や死語になりつつある、そんな言葉が、『Sun City』のミュージシャンにはよく似合う。

 当時をリアルタイムで経験していたおっさんから言わせていただくと、あの頃、アパルトヘイトに反対する世論なんて、存在しないも同然だった。

 一応、国際世論らしきモノが、か細い声でアパルトヘイトに非を鳴らしてはいたように見えたし、実際南アに対する経済制裁措置も行われていた。が、南アを経営していたのは現地の独裁者などではなく、欧米に拠点を置く多国籍企業たちなのだ。経済制裁なんて建前だけで、実際にはやりたい放題だったのは子供でも知っている。

 バブル華やかなりし頃の日本では、女房連中がCMに乗せられてスウィート・テン・ダイヤモンドなんてシロモノを欲しがっていたが、そのダイヤモンドが、南アの黒人たちの文字通りの膏血を吸って輝いているのを、知っていたのか、知らなかったのか。 

 アフリカを含めた第三世界の不幸は、ほとんどの国において、豊富な資源が存在していた、と言うコトである。
 南アにおいても、先に紹介した曲『SILVER & GOLD』が喝破したように、地球上でたまたま南アの地に金銀ダイヤやウランが偏在していたために、かの地の先住民たちは奴隷以下の辛苦を舐めさせられてきた。

 偏在しているのは、資源だけではない。
 水も、食料も、安全も、力も、偏って存在している。
 そして、忘れがちだが、言説、言論と呼ばれるモノも、この世界においては偏在しているのだ。

 この世界を満喫している、超大国アメリカや我が日本のエスタブリッシュメントの言い分は、それこそ毎日毎日、百万言を超えて垂れ流されている。
 この世界で呻吟している、南アの黒人や、空爆を受けている最貧国の子供たちの言い分など、ほとんど語られるコトなんかないではないか。

 事実、遠い南アでの黒人たちの難儀なんて、新聞でもニュースでもほとんど語られるコトは無かった。
 現在で言えば、イスラエルによるパレスチナ侵略に対して非難がましい世論がほとんど存在しない現実に、かなり近いモノがあった、とイメージしてもらっていいと思う。
 誤解の無いように付け加えておくと、パレスチナ侵略は、アパルトヘイト以前から現在まで存在し続けているのだが。
 さらに言うと、アパルトヘイト制度下の南アとイスラエルのやり口は、チョムスキーやサイードが指摘しているとおり、極めて似ているのだ。

 『Sun City』は、「何故、この世界は、こんな有様なのか」、それについて歌ってしまった。

 アパルトヘイトが見過ごしにされている状況に加担している人間は、冷水を浴びせられた気分だっただろう。
 南アと取引を続けてきた、背広を着た犯罪者たち。
 レイシズムを正当化するために、一生懸命本を読み、文章を書いてきた似非知識人。
 多国籍企業の役員室から送り込まれてきた政治家たち。
 そして、高額なギャラに転んで、サン・シティで演奏して帰って来た、おめでたいミュージシャン。

 『We Are The World』に出演した何十人ものミュージシャンのうち、『Sun City』に名乗りを上げたのは、スプリングスティーン、ホール&オーツ、ディラン、ゲルドフのわずか5人。

 無意味な問いかもしれないが、それでも、当時の私は思った。
 マイケル=ジャクソンは、ポール=サイモン(翌年『グレイスランド』で物議を醸すコトになるが私は好きです)は、スティーヴィー=ワンダーは、何故、『Sun City』に参加しなかった(出来なかった)のか、と。
 大人の事情(=芸能人的事情)ってモンがあるんだろうな、しょうがねえよな、とも思ったが。

 そう。
 まさに、その、「大人の事情」が、この『Sun City』プロジェクトに対して、どのように反応したのか。

 AUAAによって、南アの現実が大きくクローズアップされた時、反動的な反応も強かった。
 いわく、
 バランスを欠いている。
 公正中立ではない。
 偏向している。
 反体制的だ。
 など、など。

 私は今でも思っている。
 「公正中立」な言説、バランスの取れた意見、そんなモノは存在しない。
 偏向していない意見なども、存在しない。
 逆に、そのようなレッテル貼りによって、相手の言説を貶め、自分たちが不偏不党で公正中立な存在であるかのように装う輩を、私はあやしむ。
 カウンター・パンチのコトをアジテーション、プロパガンダと呼ぶのなら、ソレは大いに結構ではないか。

 南アフリカでは、当然、『Sun City』は発禁になった。
 アメリカの半分の州でも、『Sun City』のオンエアが自粛された。
 保守的な地域のラジオ局は、この曲を放送するコトを拒否したわけだ。
 空前の豪華メンバー、素晴らしい楽曲、音楽ファンの間では傑作と言われたPV。
 しかし、『Sun City』は、『We Are The World』の何十分の一かくらいの売り上げしか記録できなかった。ヒットチャートでも、確か、上位には入れなかったはずである。

 コレが現実だ。

 ソレでも、この『Sun City』が発表されるや否や、音楽業界では「サン・シティへの出演は恥ずべき行為である」と言うコンセンサスが成立した。
 槍玉に上がったクイーンは、大慌てで「今後は南アフリカでは演奏しない」と声明を出し、その後は、頼まれもしないのにせっせとチャリティー・イベントの類に積極的に参加するようになる。
 それ以外の、サン・シティの常連ミュージシャンのほとんどはだんまりを決め込み、しかし、以後、サン・シティに出演する者はほとんどいなくなった。

 ほんの少しだが、世界は変わったわけだ。

 6年後の1991年、ネルソン=マンデラは釈放され、アパルトヘイトは撤廃された。
 『Sun City』の存在が、現実世界においてどれほどの影響力を与えたのか、誰にも確かめようも無いコトだろうが。

 2010年のワールドカップは、その南アフリカ共和国で開催される…。

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 坂口安吾の『堕落論』を読み返して、「63年前の文章だってのに、なんてロックなおっさんなんだ…」と、改めて感嘆してしまった。

 反対に、日本人であるコトが、最大の、もしくは、唯一のアイデンティティであるかのような物言いの輩が、最近目についてしょうがない。特に、ネット上で。
 不景気になると、若年層を中心に排外主義や国粋主義が台頭するのは、歴史が教えてくれるところであり、ナニも目新しい現象ではない。
 つまり、この何十年か、俺たちは何にも変わってない、ってコトだ。

 ネット右翼のいい気な言い分は、アパルトヘイトやガザ地区侵略や「水晶の夜」と地続きである。

 それでも、国境は乗り越えられる宿命にあり、ソヴィエト連邦が崩壊しアパルトヘイトが消滅したように、国家は永遠ではありえない。

 夭折した川村カオリの歌を、私はこれからも愛さずにはいられないだろう。

 黒人でありながら、サン・シティの常連だった「ソウルの神様」レイ=チャールズは、2004年に死去した。

 『Sun City』に参加したジョーイ=ラモーン、デヴィッド=ラフィン、エディ=ケンドリックスらも、既に鬼籍に入ってしまっている。

 黒人でも白人でもなくなったマイケル=ジャクソンは、つまり、この世界の絶えざる人種的相克について、さしたる意見も態度も表明しないまま天国に旅立ってしまい、もう地上(ここ)にはいない。

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