『PUNISHER(パニッシャー)』

2009年6月14日 (日)

『PUNISHER』最終第7巻!

 買いました。
 読みました。

 『PUNISHER』最終第7巻。

 …「剣の精霊」さんの正体は…
 そ、そおゆうコトだったんですかー!
Spirit05
 ↑ 玄関絵のに、瞳の部分を加筆しました
 『PUNISHER』東方の姫君こと、ナップル姫(命名:トキノジさん)

 この項つづく

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2009年4月25日 (土)

『PUNISHER』第60話(最終回) 「そして世界は回りだす」

 I am nothing and should be everything


















































 我は無なり されば我は一切たるべし

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 以前、某所で、こんな発言をしてしまったコトがある。

 「私のブログの文章は、(マンガの)感想なんて呼べるシロモンじゃないですよ」

 コレは謙遜でも韜晦でも無い。当時も今も、本気でそう思っている。
 そう言ったあとに、他の方が、こう言ってくれた。

 「感想と言うより、ラブレターなのかな?」

 ああ。言われて気がついた。そのとおりだ。

 この作品は、私にとって一体なんなのか。
 この作品から、私は何を受け取った(つもりになっている)のか。
 どうせ、今までそんなコトしか書いてこなかったのだし、これからだって変わらない。
 どう思われてしまうのか、そんなコトは気にしないで、ただ書こう。
 どっちみち、ラブレターと言うのは、基本的に「傍迷惑なモノ」であるコトを免れられないような気がするし。

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 君にあげられるモノって 何かあるかなあ
 僕には欲しいモノだって無いし これじゃ取り引きにならないね

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 アルトという少年は、争うことを怖れるあまりに、今まで自分の可能性を粗末にしてきた。
 他人様に迷惑をかけたり、波風を立てるくらいなら、おとなしく禁固刑に服してしまおう、と考えてしまうくらいの、度し難いほどの穏健さ。
 見ていてもじれったいくらいのアルトの優柔不断は、思い出してほしい、第1話、寒風吹きすさぶ船上で、震えるミルキィに自分の毛布を与えた、救いがたいやさしい心と根は一緒なのだ。
 およそ人間の世界では生きづらいコトこの上ないアルトの性格は、ヒロイック・ファンタジーという「風呂敷は広げてナンボ」の世界で主人公を張るには、ふさわしくないように見える。
                2008年5月28日 (水)

 私は、そんなアルトが大好きだった。

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 僕はまるっきりの初心者 この世界でどうふるまっていいのかわからない

 そんな僕こそが ここではまともなんだ そう思わないかい?

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 「はみご」、と言う言葉をご存知だろうか。

 ときに冗談半分で、多くの場合本気で、「自分、はみごにすんぞ」などと言うふうに使われる。

 おそらく関西以西でしか通じない言葉なのだろう。
 関東圏における、「村八分」から転訛した「ハブ」に相当する言葉だ。

 仲間はずれにする。

 「はみご」にしろ「ハブ」にしろ、これらの単語を耳にして、思わず身を竦めてしまう人もいるのだろうなあ。
 いるなんてもんじゃない。
 私自身が、まさに、そういう種類の人間だと思う。
 他人事みたいな言い方はよそう。

 この、人間の世界は、苦しい場所なのだ、と思いながら大きくなった。
 人間に向いてないのだ。
 何かの罰で、間違ってココに生まれてきたのだ、と。
 私にとっては、この世界は「満喫」するための場所ではなかった。

 なにもかもが嫌いだったと言うことを、どう説明すればいいのだろう。

 友達がほしい。
 恋人がほしい。
 ひとりぼっちにはなりたくない。
 これらは、自分以外の人間には、決して気取られてはならない願望だ。
 何故なら、この人間の世界で上手にやれていけていない自分、いつまでたっても愛されない自分についての告白だからだ。

 愛されるにふさわしくない自分。
 実は、この程度の自分。
 そんな自分を認めて、生きていくのはつらい。 

 だから私は、「こんな世界なんか、滅んでしまえ」と呪う人間の方に、感情移入してしまいがちである。
 少年マンガのヒーローならば、
  「どんなに理不尽な世界でも、俺は人間の世界を愛している!」とかなんとか雄叫んで、この世界への呪いを斥けるのだろう。

 ふざけるんじゃねえ。
 愛されたかった。
 でも、駄目だった。
 「理不尽」ってのは、つまり、そういうコトだ。
 こんなひどい話があるか。

 正しいとか、間違ってるとか、そんなことはどうでもいいんだ。
 誰かのせいとか、自分のせいとか、そんなこともどうだっていい。

 ただ、愛されないってことは、誰にとってもつらいことだ。
 それを知っているのなら、せめていっとき、耳を傾けてやってくれ。
 愛されなかった人間が、この世界へ贈る呪詛を、一心に聴いてやってくれ。

 私は、この世界を滅ぼそうとしている死神の言い分の方に、興味がある。

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 僕と君が一緒にいるコト 大事なのはそれだけ
 他の奴ら みんな どうなったって構わないさ

 この愛 君への愛はほんもの

 だけど 僕たちは この世界では まるっきりの初心者なんだ

 眼はしっかりと見開いているつもり だけど
 いつだって いつだって 気持ちはとんがってしまってる

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 「正義のヒーロー」にとっては、この世界の平安は自明の正義かもしれない。
 だが、その世界の中に、愛されなくて傷ついた誰かの居場所はあるのか?

 『PUNISHER』の主人公、アルトとミルキィは、明らかに「この世界からはみごにされた」存在である。
 この世界の片隅で、泣いてばかりいた小さな子供たちだ。
 そんな二人が出会い、少しずつ変わっていく、その姿が、大好きだった。

 第57話「二人で」での、アルトとミルキィの会話は、何回読んでも泣けてしまう。

 私は…
 口だけデカいのに何もしなくて
 アルトも…
 腕っぷしは強いのに気は弱かった
 でもさ
 アルト ザイナーハと戦ってから
 なんか…変わったよね
 どこか…前向きになったっていうか…
 そしたらさ…
 私 急に自分がちっちゃく見えちゃって…

 でっかかったら困るさ
 僕が…守れなくなる
 ヘンなこと気にするなよ
 2人でゆっくり…大きくなればいい

 私のような人間にとっては、「誰かに愛されると言うコト」は、ほとんどなにかの奇跡のようなモノだ。
 自分と言う存在が、誰かの心の中に棲んでいる。
 ただそれだけのコトだが、それだけのコトが実は、この世界に生きていてよかった、と心底から思える瞬間ではないのか。

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 『PUNISHER』と言う物語は、まだ始まったばかり(!)であり、語られるべきコトは山ほど残されていたはずである。
 最終回を迎えても、結局、ほとんどの「謎」は明らかにされないままだった。
 今まで広げてきた風呂敷を、あえて畳もうとしないままだったのだ。
 それでいい、と私は思う。
 無理矢理畳む必要なんか無い。
 やけくそでもなんでもなく、そう思う。
 設定や伏線の辻褄合わせに汲々とするよりも、よほど潔く、美しいラストだった。
 最後の最後に、アルトとミルキィ、二人の心、二人の絆を描くコトに重きをおいたのは、絶対に正しい。

 最終回、死神と親しくしてきた暗闇を通り抜けて、アルトの腕の中にミルキィが飛び込んでくる場面は、圧巻だ。

 この世界の片隅で泣いてばかりいたアルトとミルキィが、世界の中心になった瞬間。
 こんな奇跡を目撃したくて、私はずっと『PUNISHER』に肩入れしてきたような気がする。

 この感動的なクライマックスの背景には、是非、この曲が流れていて欲しい。

 アルトとミルキィ、二人の出会いから、ここまでの道程を彩るのにふさわしいナンバーだと思う。

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 君にあげられるモノって 何かあるかなあ
 僕には欲しいモノだって無いし これじゃ取り引きにならないね

 僕はまるっきりの初心者 この世界でどうふるまっていいのかわからない

 そんな僕こそが ここではまともなんだ そう思わないかい?

 僕と君が一緒にいるコト 大事なのはそれだけ
 他の奴ら みんな どうなったって構わないさ

 この愛 君への愛はほんもの

 だけど 僕たちは この世界では まるっきりの初心者なんだ

 眼はしっかりと見開いているつもり だけど
 いつだって いつだって 気持ちはとんがってしまってる




 もし 僕らのこのラヴソングが
 空を翔けて 山々を越えて
 海に笑いかけたり出来たなら

 それってまるで 映画みたいだね

 なのに何故
 僕ら どうしていつも こんなにつらいんだ?
 心かたくなに 言い募ってしまうんだ?

 理由なんか無くたって それは紛れも無い真実なんだ




 なにがあったって どうせ大したこっちゃない
 僕たちが この世界に一撃を加えてやろうよ

 この世界にあっては 僕たちはウブな初心者 上手なやり方を知らない

 分不相応な賭けをさせられている気分だよ

 君が微笑んでくれるなら
 僕は それ以上欲しいモノなんて無いんだけどなあ

 この愛 君への愛はほんもの

 とは言っても 僕たちは全き初心者 この世界でどう泳いでいけばいいのかもわかっちゃいない

 でも 僕が君を愛しているように 君が僕を愛してくれるなら
 きっと 怖れるモノなんか なにも無いのさ




 もし 僕らのこのラヴソングが
 空を翔けて 山々を越えて
 胸の痛みを乗り越えて どこまでも航海して行けたなら

 それってまるで 映画みたいだね

 だったら
 どんな苦難の時も つらくなんかあるもんか
 君を傷つける言葉なんか もう要らない

 誰がなんて言ったって それは紛れも無い真実なんだ

                (DAVID BOWIE/『Absolute Beginners』)

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 今はただ、

 『PUNISHER』の構想のすべてを、もう目撃する事が出来ないのが、悔しい。本当に、くやしい。
 しかし、「おそらくは不本意な形での最終回」において、アルトの言葉は、『PUNISHER』と言うマンガが伝えたかった(と、私が勝手に思っている)事を言い尽くしている、ような気がする。

 世界も…死神も…
 関係ない
 結局僕が守りたいのは一つだけだったんです
 そのためだったら僕は────
 誰とでも戦いますよ

 大事な誰かと一緒に在ること。
 それ以上に大事なことなんて、たぶん、どこにもないのだ。

 「死神になりたい少女」だったはずのミルキィは、ラスト、死神に怯えて震えている。
 ミルキィにとって、アルトがいる世界は、もう「滅びてもいい世界」ではなくなったのだから。

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 『PUNISHER』の最終回を見届けてしまったら、自分はきっと、虚脱してしまうだろう。
 そう予想していた。
 しかし、実際に最終回を読んで、胸に湧いてきたのは、もっと別の感情だった。 

 でも
 どうせ戦うなら
 2人でだ…!!

 アルトとミルキィは、もう、ひとりぼっちではない。
 そう思うと、胸が熱くなる。

 この2人が主人公でよかった。
 この2人でなければ、『PUNISHER』と言うマンガは、ここまで私の心をつかまえなかった、と思う。

 あとは、
 とにかくもう、
 アルトとミルキィには、絶対に幸せになって欲しいんだよ!

 2人で!

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 佐渡川先生。
 お疲れ様でした。

 『PUNISHER』に、アルトとミルキィに出会えて、本当に良かった、と思います。

 本当に、ありがとうございました。

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 今、『PUNISHER』第1巻を読み返して、不覚にも泣いております。
 大のオトナが。

 旅人がいた

 人並み外れて
 夢は大きく
 欲も深いが
 学ぶということを忘れた
 ――ゆえに路頭に迷う

 彼女の旅はどこで終わるのか



 旅人がいた

 流されるように家を出て
 色々な場所の夜を見る

 夢もなく
 欲もなく
 今日も自分の可能性を
 夜に捨てる

 ――ゆえに路頭に迷う

 彼の旅はどこで終わるのか

 そんな「彼女」と「彼」が、出会って、そしてどんなふうに変わっていったのか。
 私たちは見てきた。

 さよなら。

 元気で。

 アルト。

 ミルキィ。

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2008年12月25日 (木)

天国、それとも

 まずは、コメントへの返信から。ありがとうございます!


 >スクロールする前からエロ絵であることだけは解ってました
                  (12月23日)

 勿体つけたつもりでしたが、見抜かれてましたか…浅知恵でお恥ずかしい。
 次回以降、もっと気の利いた演出を考えないとですね…ううっ(;´Д`)
 スクロールさせておいて、まともに服着た普通絵を置いておくとかね!うん!





 >こんばんはです~^^v 裸んぼシェリルが!「あたしの○○○を見ろ~♪」とばかりに! ちょっとツンデレ風味なサンタさんですね!
                  (12月24日)

 さっそくのコメント、ありがとうございます!『娘フロ。』が我が家のヘヴィー・ローテーションなのは、鈴さんのせいですからね!
 クリスマスに間に合わせる為に急いで描いたので、ランカちゃん描くのは諦めました!例によって背景まで手が回りませんでした!すいません根性無しで!
 「あたしの○○○を見ろ~♪」 `;:゙;`;・(゚ε゚ )んぶふう イ…イイの?
 みんな、見においでよ!さあ並んで並んで、ちゃんと順番守ってくださいよ!ファン感謝デー特別企画「先着100名限定・シェリルと生〇〇会」!(…やだなあ、〇〇は「握手」ですよ、「握手」!)

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 うん。まあ。こっからは、アレだ。アレ。

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 あたしの作った歌は
 君だけが聞くためのもの
 感受性に乏しい人が
 理屈をこね否定したがる歌よ

 (中略)

 君は「戦え」とあたしに言うけど
 今夜だけ一緒に眠ってはくれないですか?

             (アナム&マキ/『戦え!野良犬』)

 いや、耳が痛い。
 しかし、その通りだ。本当に、その通りだ。
 「君だけが聞くためのもの」と歌われている、その「君」とは、まさに私のコトなのだ、と感得するコトが出来ないのなら、その歌についてナニを語ろうと、そんなのは(繰り返しになってすんませんが)「盆栽の枝ぶり談義」に過ぎない。
 あるいは、もしもあなたがその「君」ではない、と思うのなら、「何故あなたは『君』たりえないのか」、語るべきはそのコトについてだろう。
 批評と言うのは、自分の世界観や感受性を担保にして、他者(たとえば作品)に値(あたい)をつける行為である。
 私は「君」たりえるのか、「君」たりえないのか。
 畢竟、批評というのは、他者について語るようでいて、「自分は一体何者なのか」を語るコトなんだろうね。

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 「全パ連は死んだ。そんなモノが、今、どこにある?」

                 (1978年 ジョニー=ロットン<嘘) 

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 このブログのタイトル下には、「佐渡川準先生の『PUNISHER』を応援してます」と言う文字がある。
 本館の『99人の敵』の入り口には、「『PUNISHER』『無敵看板娘』をはじめ、少年チャンピオン系ヒロイン中心にイロイロ描いてます。」と言う文章。

 おいおい、看板倒れもイイとこじゃねえかよ。

 『PUNISHER』で検索して訪問してくれた方は、そう思っているだろう。

 最後に『PUNISHER』の感想を書いてから、かれこれ2ヶ月。
 ドコが『PUNISHER』を応援しているんだよ、と。

 まあね。
 イロイロあったんだよ、イロイロと。

 チャンピオンが合併号で発行が1週トんだので、その飢渇を癒すべく、この1週間、バックナンバーや『PUNISHER』のコミックスを読み返してました。
 面白いんだよ、やっぱり。
 何回読んでもワクワクするのは相変わらずだし、アルトやミルキィに対する愛はいや増すばかりだ。
 個人的には、第1話の船上の場面や、空王シャフォー編のような、アルトとミルキィ二人の出会いやふれあいにかかわるエピソードが一番好きなんだよ。もう、読んでて胸がしめつけられるようです。

 現在チャンピオンで連載中の作品で一番好きなマンガは、やっぱり『PUNISHER』だし、一番好きなキャラはアルトとミルキィ。コレは変わりない。
 毎週木曜日、チャンピオンを買って、一番最初に読むのは『PUNISHER』。
 読み進めていくうちに、残りページが少なくなっていくのがこわい。もったいない。ハラハラドキドキして、続きが気になってしょうがない。
 上手く言えないが、読み終わったあとは、アルトやミルキィが、一日胸の中で燃えているかんじなのだ。
 私にとって、『PUNISHER』はそう言う存在である。

 そう言う気持ちを、ブログで素直に書くコトが出来なくなったのは、他のナニかのせいなんかではなく、私の心の弱さのせいである。

 もう一度、素直な気持ちで、『PUNISHER』にラブコールを送るためには、どうしても必要なコトがあった。
 小室哲哉や、『ガンスリンガーガール』についての一連の記事は、『PUNISHER』の感想を再開するために、どうしても書かなければならなかったのだ。自分自身の、このうじうじした不決断を蹴飛ばす為に。

 改めて言っときます。

 「このマンガのココの出来が良い・コレは良くない、何故なら」と言う類の、「マンガを読みこなしてきた」「プロのマンガ読み」の「マンガ語り」を読みたい、と言う人は、私のブログになんか来ない方がイイよ、と思う。時間の無駄だから。
 あてつけでも開き直りでも無く、本心からそう思います。
 過去に書いた『無敵看板娘』や『殺戮姫』や、そして『PUNISHER』についての記事にしたって、アレらはマンガの感想なんかでは無い、と、私自身が思っているのだから。

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 アクションやバトルの描写において、コレほど素晴らしい手腕を見せながら、しかし、佐渡川先生は、「バトルが価値判断の衝突を自明に解消していく」と言う「少年マンガの楽天主義」を採用しようとしていないのではないか。(←俺の思い込み。BY:長井秀和)

 現在、本誌では、カッツとザイナーハのバトルが展開中である。
 佐渡川先生の自家薬籠中のバトルシーン。
 そして、久しぶりのカッツの出番。
 コレが熱くならずにいられようか。
 「戦う」コトに対して、アルトとは真逆の態度で臨むカッツ。
 ただ、強い奴と戦いたい。ある意味、少年マンガの王道を行く、熱いキャラクター。

 しかし、私にとっては、『PUNISHER』の主人公は、やはりアルト以外考えられないのだ。

 戦うコトを躊躇し、争うコトを怖れてしまう、不決断で優柔な性格。
 しかし、自分のためではなく、大事な人のためなら、戦うコトが出来る。
 よく、「等身大のキャラクター」と言う表現を見かけるが、その意味でアルトは、私たち読者のほとんどに良く似ている、等身大のキャラクターだと思う。
 そこらのマンガのキャラみたいに、「争うコトを怖れない、強く揺るがない心の持ち主」が、もし身近にリアルに存在してたら、「こんなトコでナニしてんだよアンタ。とっととマンガの世界に行っちまえよ!」って言いたくならないか?
 いかん。ナニが言いたいんだ俺は…。

 戦うコトを怖れず、自分の信念のままに相手を打倒し、さらに戦いのその結果を「満喫」出来る、などと言うのは、少年マンガの世界にしか存在しえない、「バトルマニア」の狂ったメンタリティである。(別にカッツが「バトルマニア」って訳ではないが、アルトよりはよっぽど「そっち側」のキャラだと思う。)
 マンガのキャラクター以外に、こんなパーソナリティーの持ち主が現実の読者の中にいたら、大変だ。
 そんな手合いが、例えば、合州国の大統領とかになってしまった日には、もっと大変だ。そして、そんな大変なコトが当たり前になっていたのが、現実の世界だったりするんだが。

 おお。なんか、うまいコト言ったような気になってきたぞ。
 今日の箴言。

 「箱庭的世界」の主人公と合州国大統領は、「バトルマニア」でなければつとまらない。

 すんません、また余計なコトを。
 ええと、

 少年マンガの王道を行く「ヒロイック・ファンタジー」の看板を掲げながら、実は『PUNISHER』は、現今の少年マンガの中では極めて「異端」な内容を持っている、と私は思っている。

 アルトは、戦うコトを楽しまないし、望まない。
 『PUNISHER』は、敵をひたすら打倒するコトを良しとしない。
 「バトルの結果、大抵状況は主人公にとって好転する」と言うご都合主義を採用していない。

 パピル族とヤック族の確執を描きながら、佐渡川先生が用意したメッセージは、「自分の人生の中から敵が消えるまで打倒し尽くせ」ではなく、「共存せよ」と言うモノだった。
 敵を打倒し尽くすよりも、はるかに困難で、しかし、最も現実的なメッセージだと思う。
 困難と言ったのは、コレは、もしかすると「孤立無援」に近い考え方かもしれない、と思うからだ。
 「箱庭的世界観」に親しんできた種類の人間には、到底受け入れ難い考え方だろうな、と想像してしまうのだ。
 メッセージ性=作家性であるならば、『PUNISHER』は明らかに特異な作家性を示している作品だ、と思う。
 それも、王道的(≒英雄的)ではない、むしろ、多くの人が過小評価している「小さなモノ」に、積極的価値を与えようとしているように思えてならない。(←俺の思い込み。その2) 

 バトルの本来の目的であった「風の魔導具」が失われてしまった結末にしても、「戦えば、ナニかを失う」「望みのモノが、いつも手に入るとは限らない」と言うコトを暗示しようとしているように思えて仕方が無い。
 戦いの結末は「果実の味」とは限らない。むしろ、戦いがもたらす「虚無の味」をアルトとミルキィに味あわせるコトの方が、大事なのだ、と。(←俺の思い込み。その3)

 読み返して、改めて、『PUNISHER』ってイイな、と思う。
 「英雄的」であるコトより、もっと大事なコトがある、と、信じられるような気がする。
 アルトもミルキィも、決して「強い心」の持ち主ではない。
 そんな二人の、自身でも捉えがたい、「揺れ動く弱い心」がまずソコに在って、一方で『PUNISHER』の作品世界は、彼らがいつまでも弱いまま、孤独なままでいるコトを許してくれない。(←俺の思い込み。その4)
 『PUNISHER』のそういうドラマ部分をこそ、私は愛してしまっている。
 おっと、バトルやコメディシーンももちろん愛してるぜ!

 だから、私にとって、主人公はアルトでないとダメなのだ。 
 いや、もう、ぶっちゃけ言って、アルトの屈託や物怖じに、萌ゆる。たまらん。

 頑張ってくれているカッツには申し訳ないが、個人的には、このあとアルトがバトルに無粋に水を差す、と言う展開を大いに期待する。
 ソレか、アレだ、ザイナーハにボテクリ回されたカッツをアルトが助ける、とかだったらなお歓迎!

 ザイナーハ(敵か味方か・正か邪か、いまだ判じ難いが)とアルトが対峙した時、今度は「ボコにされたカッツ(私の中ではもうボコにされるのが既定路線)」のために、壮剣ガーヴィナルを振るって欲しいんだよ!ぶんぶんと!

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 と言う訳で、再開しました。
 『PUNISHER』感想。

 なんつうか、もう、書いてるあいだ中、天国が見えそうなテンションでしたわ。半分は高血圧のせいでw

 体調次第ですが、コレから出来るだけ更新しますんで!

 燃やすぜ!パニ心!

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2008年10月18日 (土)

『PUNISHER』第35話感想

 おしかけゲスト原稿(小学生女子のガチエロです)もどうにかこうにかアップ出来ました、PAN太です。

 没カットから ↓
Futaba_nikki07_2

 『みつどもえ』丸井ふたばちゃん
 少しずつですが、ちっちゃい女の子の描き方が掴めてきたような気がします。

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 最近、ダンセイニの短編を読んでます。
 たまにはファンタジーもイイもんですね。 

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 「こういう設定さえ抑えておけば、ソレはもう、ファンタジーなんだよ!」とか、
 「コレを外したら、ファンタジーではなくなる」とか、
 「ファンタジーでコレだけはやってはいけない」とか、
 そんなモンって、なんかあるんですかね?
 ファンタジーの「必要条件」、あるいは「十分条件」として、一定のコンセンサスを得ている「要件」ってモンが、存在するのでしょうか?

 枝葉を取り上げて「コレはファンタジーだ」「いや、ファンタジーじゃない」とかあげつらうのは、「コレはロックだ」「コレにはロックン・ロールが無い」と言った、第三者には証明不可能な不毛な言説と同様、そんなモンは所詮「各自の信仰」の告白に過ぎない、と、断言しておきましょう。

 以下、個人的な予想ですが、

 『PUNISHER』の作品世界は、現代の私達の世界の「未来」を舞台にしているんではないか?と言うコト。
 イヤ、すでにそう予想している方は、他にもいらっしゃるのですが。

 私達の世界(あるいは、ソレに近い設定の世界)が、ある時点で、リセットされる。
 リセットの原因は、「死神」なのかもしれないし、それ以外の原因かもしれない。
 とりあえず、リセットされたのちの「新世界」は、「旧世界」(=私達の世界)のテクノロジーや伝承を、ある程度受け継いだ世界だと思われます。
 「新世界」(=『PUNISHER』の世界)には、写真もあれば電燈もある。ミルキィパパの研究室を見ても、「旧世界」の「科学」の痕跡がうかがえるし。
 その一方で、どういう時点でこの世界に出現したのか、「魔法」と言うモノも存在する。「壮剣ガーヴィナル」には「精霊」のようなモノも宿っている。
 剣と魔法、プラス、「旧世界」の遺物(=科学文明の残滓)。コレらが『PUNISHER』世界の構成要素なんではないか、と。

 だから、アメコミ風ヒーローが空を飛んできても、ロボットが地下遺跡で暴威を揮っていても、なんにも問題ありません!

 『PUNISHER』は、「さすらう二人のヒロイック・ファンタジー!」なんですから!

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 で、35話感想!

 アルト、ミルキィ、エルの3人の表情が、こなれてきたというかなんと言いますか!
 ココへ来て、各キャラがいよいよ「立ってきた」…そんなかんじです!
 「エ エルさんだって 息上がってたクセに」とか、実にアルトらしい表情ですよねえ。

 冷静派のエルお姉さんの表情の明暗の落差が、また、グッときます。
 「兄上!」より「兄様(にいさま)!」 と、こう来て欲しかったですねえ…個人的には。

 うーん…このお兄ちゃんは、もうダメっぽいなあ…。
 目的のためとは言え、アルトとミルキィは、お兄ちゃんを人質(?)にしたこのロボを打倒出来るのか?
 ココまで一緒にやって来た3人(アルト・ミルキィとエルお姉さん)の間に、ココへ来て、亀裂が生じそうな予感が…。

 とりあえず、

 西又葵先生の「あきたこまち」は知っていましたが、「ふさおとめ」は初めて知りました!私!

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2008年10月 9日 (木)

『PUNISHER(パニッシャー)』第3巻発売!

 やあ、こんばんは。

 平日の中日(なかび)だと言うのに、昨日も飲んで帰ってしまいました、PAN太です。

 なんか最近、サイトもブログもほっぽらかしだなあ。まずいなあ。

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 遅くなってすいません!コメント返信!

 >「びんちょうタン」のコミックBLADE連載が終了しました。とてもいいお話でした。
 でも、「無敵看板娘N」が最終回を迎えた時のような喪失感はありません。なぜなら、本業との兼ね合いで連載継続の時間が取れなくなったために一区切り付けたこと、続きは同人誌で少しずつでも続けていくことを作者の方が明言されたから。
 それで思ったのは、「PUNISHER」に注力している佐渡川先生にも、2巻の「あきひこくん」みたいにちょっとでいいから、美輝ちゃんやめぐめぐのその後を描いてもらえたらなぁということ。
 そして、日本じゃあ2番目のムテムス絵描き、PAN太さんにも、気合の入ったパニ絵の合間にラフでもいいので美輝ちゃんやめぐめぐを描いてほしいなぁということです。
 …別に、脱がせとは言いませんよ?

 ちなみに私、忙しさにかまけていろいろサボっていたら絵が描けなくなりました。また修行(という名目のラクガキ)に勤しまねばなりませぬ。

                 (10月01日)

 オフレコの方がイイのかなあ、と迷いつつ、全文掲載させていただきました!ありがとうございます!
 …えっ、『びんちょうタン』終ったの!?…す、すいません、コミックス派なもので、全然知らず…ふえええ…残念…。
 あっ、ホンモノさん、3巻にも『あきひこくん』載りました!載ってましたよ!…美輝ちゃん小っちゃいけど…。む?「募集中!」とな?…真に受けてイイのかコレは…投稿してみようかな…。
 イヤ、私、日本で2番目なんてそんな大それたモンじゃあ…10番目くらいでイイですよ…そんなモンですよ…でも、ありがとうございます!うれしい!
 ムテムス、私も描きたくてウズウズしてるんですけどね!最近、なかなかお絵描きじたい出来なくて…私も一緒に修行させてください!

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 ↓ まるで「貞子が念写したかのような」画質の悪さですが、デジカメで撮った写真です!(コイツもそろそろ寿命だな…)
Zousatsu  
 初版が発行されてから、20日後にはもう再版がかかっていたんですねえ。
 「緊急大増刷」のアオリに偽り無し。
 うれしいですねえ。売れているんだよ、『PUNISHER』!
 広い世の中、たまにこんな失礼なコトを口走る人もいますが、笑って許しましょう。ご本人も反省しているコトですし。しかし、訴訟大国アメリカだったら、秋田書店から訴えられてるかもしれんな…。
 日本に生まれてよかったなあ!

 さてさて、
 そして、ついに発売、『PUNISHER』第3巻!

 やーもー、

 熱いね!『PUNISHER』。もうね、大好き。単行本で読み返すと、また、面白さもひとしおですよ。

 私の場合、『PUNISHER』は、単行本で通して読む方が、本誌掲載時よりもしっくりくるかんじです。
 この作品の展開ペースは、週刊・1話20ページの「週刊連載が要求してくるせわしないペース」よりも、月刊・1話80ページくらいの腰を据えたペースの方が、もしかしたら合っているんではないか。ふと、そんなコトを思ってしまいました。

 3巻のハイライトは、なんと言っても「空王シャフォー編」!
 ミルキィの過去回想は、何度読んでも胸に迫ります…。
 ああっ、ミルキィがいじめられてるっ!
 ああっ、ミルキィが泣いているっ!
 アルト…早く、ミルキィを見つけてあげてくれっ!
 おおう、なんだよう、ココで3巻終わりかよう。一番イイところで!くそう、4巻発売はいつだっ!

 アルトがいじめられっ子だった頃の1コマも、泣けるんだよねえ…ちっちゃいアルトの、後姿。
 私ゃね…迷って迷って、なかなか自分に確信が持てないアルトが大好きなんですよ…。
 本誌で展開中の「カイルン遺跡編」でもそうだけど、「敵」を叩きのめしても、その後で悩んでしまうところとか…。
 彼も、これから徐々に変わっていくとは思うんですけどね。

 「世界の隅っこ」で泣いてばかりいたアルトとミルキィが、これから二人して、どのように「世界」を…おっと、その前に、「お互い」を変えていくのか、楽しみでなりません!

 なんと言いますか、
 「力を恃んで、恐れを知らずに敵を叩き伏せていく主人公」ってのは「少年マンガの王道」かも知れませんが、つくづくアルトはその逆を行ってるなあ、と思います。今のところはね。
 個人的には、「自分の正しさを疑わず、恐れを知らず、力ずくで敵を打倒していく、やたら声がでかい主人公」とか、うっとうしい、と思ってしまう方なので。

 第3巻の巻末あとがきに、悪役の造形が課題、と言う意味の佐渡川先生の文章があって、この点については凄く納得してしまいました…。
 私、『PUNISHER』には、「共存不可能な、不倶戴天の敵」としての悪役がなかなか登場しないなあ…と、かねてから思っていたのです。
 温厚なアルト君でも、コレはもう黙ってらんないよ?ってくらいの悪役。
 ヤック族の場合は、根本的に対話不可能な「単純悪」。考えてみたら、非常に戦いやすい相手なんですね。主人公側に、「戦うコトからくるストレス」があまりかからない。迷ったり悩んだりしないで済む。…そんな相手でも一応悩んでしまうのがアルトのイイところなんですがw
 ミルキィの親父などは、すでにたいがいな「悪」だと思いますが、今後、『PUNISHER』が展開していく上で、「コイツを避けて通るなんて、出来ない!」とアルトが燃えるような、にくそい悪役は絶対必要ですもんねえ。
 期待してます!

 あ、それと、

 「超人ワンダー」は必要ですよ、やっぱり。うん。

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2008年8月11日 (月)

とーう!!

 こんばんは!
 誇大妄想王ことPAN太です。 

 ①まずは、昨晩の絵チャットの成果報告から。
 土曜日の21時過ぎからスタートして、終了したのが翌朝6時半。私も鈴かすてらさんもどうかしてました!ふふふ。そして、むちゃくちゃ楽しかった!
 1枚目の『イカ娘』絵は絵チャットのギャラリーに。
 そして、2,3枚目の「18禁・無修正」絵は、例によって『N』に飾っておきました!鈴さんの「くぱぁ~~♥」絵や、私の「とろ~~り♥」絵をご覧いただけるのは、パスワードを知っている方だけ!
 絵チャットの途中、チャンピオン絵チャットからの飛び入りで、「手塚治虫」さんが参加してくださいました。「神様」とは同姓同名の別人さんですよ!疾風のように現れたなり、「神様」に怒られそうなエロトークをマシンガンのごとく繰り広げて、疾風のように去っていかれました…。鈴かすてらさんも大爆笑。
 「宣伝しておいてください」と言われたので…「同姓同名の別人氏」のブログ『手塚治虫のそこまで言って委員会』は、チャンピオンの発売日に合わせて毎週絶賛更新中だそうです!みんなも見に行ってね!

 ②拍手コメントの確認が遅くなってすいませんでした!本当に申し訳ありません (;><)
 お尋ねの「誇大妄想仲間」の書き込みの件は…うーん…アレから1週間も経って、時宜を外してしまった感はあるのですが…うーん…。
 ココですココ
 まあ、私としては、今更なんも言う気もないです…。私なんかより、管理人さんの方が1億倍大変だろうさ…。
 ただ1点。私のコトを「誇大妄想」と呼んでいるのは、別に悪口にもなってないと思います。自分でもそのへん自覚ありますもんw
 あと、あそこのコメンテーターの方々の中で個人的に気になるのは、nanashi氏ですね。この方、只者ではない…。

 ③みんな!
 ミルキィ好きか?
 俺は大好きだ!
 どんくらい好きかってーと、
 ミルキィを我が家に連れて帰って、ウチの子と一緒に育てたい!
 そんくらい、大好きだ!
 この世界には、ほんのちょっぴりだけど、「愛」というモノもあるんだよ、というコトを、ミルキィに教えてあげたい!
 みんなで食べるゴハンは美味しいんだよ、というコトを、教えてあげたい!
 そして、ミルキィと一緒にお風呂に入りたい!<マテ

 まー、でも、ソレもコレも、コレからはアルトが教えてくれるんだろうねえ。アルトもミルキィからイロイロと教えられるように。

 ヤヤナーナ編が始まりました、今週号の『PUNISHER』。

 「きっとミルキィならこうするもんな……!」

 考えて考えて、でも結局ナニもしない性格だったアルトの心の中に、いまや、ミルキィが確実に棲んでいるコトを示す独白。
 「愛」というのは、そういうモノなんだよ。
 自分の中に、誰かが棲んでいる、そのコトを言うんだよ。うん。
 まったくもう。ごちそうさま!

 …と思ったら、 

 とーう!!

 べし べし べし べし べし べし べし

 …完全に尻に敷かれています。アルト。

 先週の、デレデレしていたあの子は、どこへ行ってしまったんでしょうね…。

 メガネのお姉さんの胸とミルキィのふとももにはさまれて赤面するアルトが…たまらんかわいさです。(お盆期間中に、メガネのお姉さんも描きたいんだ…)
 こういうエピソードの積み重ねで、アルトやミルキィのキャラがだんだんふくらんでいくのがうれしいですねえ。今回のヤヤナーナ編では、新キャラも交えて、どんどん話を動かしていって、もっともっと魅せて欲しいです。

 次回!
 「なんでウォーゼルさん、こんなトコロにいるの?」と二人に訊かれるんでしょうねえ。
 「いや、『俺をフィッシュ』の取材旅行でさ、偶然ヤヤナーナにブラック・バス釣りに来ていたのよ。奇遇だよなあ」とか言いそうで、この人はw

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2008年7月26日 (土)

見張り塔からずっと

 こんにちは。元全パ連のPAN太です。
 もう、てんてこまいで、自分でもナニやってるのかさっぱりわからない毎日です。 

>私もあと2㎝増えたらメタボですぜ!
 そんなわけで、半身浴をしながら「PUNISHER」を読みましたが、あれ?目から汗かいてるぞ?
 消極的であるが故に自分の可能性を捨てているようなアルトに対し、積極的であるが故に自分の可能性を捨てかけたミルキィ。
 もちろん、死神を目指すことが100%ミルキィの意志なのかどうか、まだ断定はできませんが、少なくとも本人は自分の意志と思っているでしょうから。
 再会した二人の次のリアクションが非常に楽しみです。 
                        (7月24日) 

 地震、大変でしたね。フィギュア…もとい、ホンモノさんに大事無くて、なによりです。

 私も目から汗が止まりません。

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 船の上、月を見つめながら涙をこぼすミルキィに、どうしましょう、愛が止まらない。

 視えないものを視ようとし、聞こえない声に耳を傾けようとする意思と想像力があるのなら、この世界のいたるところに不幸や涙があるということに気づく。
 大きいもの、強いもの、多いものは、小さく不善なものに容赦なく冷たい。 

 運命だか世間だか知らないケド…
 いいわよ もう

 好きにしなさい

 ライク・ア・ローリング・ストーンな半生を送ってきたミルキィのひとりごとは、あまりにか弱く、もはや強がりにも聞こえない。

 この時まで、ミルキィはまだ知らない。

 ひとりぼっちではない旅。
 差し出した手を、誰かが握り返してくれること。

 アルトが初めて教えてくれたのだ。

 この世界を満喫して生きてきた人間にとっては、小さい、本当に、小さいことだろう。  
 言葉にして語れば、5分で終わる話かもしれない。
 しかし、少なくとも私にとっては、胸に刺さって終わることを知らない物語だ。 

 もう…
 あんな暗い日々は…

 イヤ…

 このちっぽけなつぶやきに、私の胸は張り裂けそうになる。

 ホンモノさんが言われるとおり、再会したアルトとミルキィの反応に、期待と不安でいっぱいです。
 アルトのことなので、せっかくつかまえたミルキィと、またズレた応酬を展開してしまう可能性もありますが…
 もしもそんな展開になったとしても、そういうのもコミで、『PUNISHER』なんだよね!ねっ!

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2008年7月18日 (金)

世界を抱きしめて

 前半はほのぼのとコメント返信。
 後半はグダグダと『PUNISHER』感想、つか、またしても電波系妄想ポエミィ作文です。
 あー、どうでもイイけど俺、小林秀雄、大っ嫌いですんでw

 >こんばんはです^^ Nのページを見て変な汗が滝のように・・・^^;うぅ~もっと上手く描ける様練習してきます~><
       (7月16日)

 変な汗…ふふふ、鈴さん、その汗は冷たかったですね?つまり、ソレはとびきり危険なページだったというコトですよ。
 鈴さんの描かれる○○○○はやーらかそうでたまらんですよ。私の方こそ、もっともっと練習しないとですね。あっ、でも、家族に見られないようにしないとっ。
 こんどセッションする時は、ナニ描きましょうか?楽しみです~♪


 >まあがんばれや。
       (7月16日)

 おう、あんがとよ。


 >そんなわけで、お久し振りです、ホンモノです。
 遅くなりましたが、玄関口変更&サイトのプチリニューアルお疲れ様でした。
 PAN太さんが今どれだけ絵チャットに注力しているかがよくわかるというものです。
 「PUNISHER」はミルキィの掘り下げが進みましたが、重いですね…。
 アルトとの出会いが彼女に幸せをもたらしてくれるといいのですが…。
 あと、絵チャットにも挑戦してみましたが、難しい!
 PAN太さんはじめ皆さん、どうしてあんなに上手く描けるんですか!
 うらやましい~~~!

       (7月17日)

 ホンモノさん、ありがとうございます!
 そして、相変わらず怠慢こいてる私を、辛抱強く待っていてくださって、本当に申し訳ありません。
 (;><)
 チャンピオン絵チャットでは相性のせいで絵が描けないという飢餓感から、衝動的に設置してしまったらくがきチャットですが、ついにホンモノさんも描いてくださって、うれしいです!本当に、今度、一緒に描きましょうよ~是非!絵チャは「慣れ」によるトコロが大きいです。私も最初は「こんなんどないせいっちゅうじゃ、べけーろいっっ」なくらい、ナニも出来ませんでしたもん。
 ホンモノさんが言われるとおり、『PUNISHER』はキツい展開が続いていますねえ。本当、誰か、ミルキィにやさしくしてやってくれよ…と言いたくなります。
 たのむよアルト!

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 その『PUNISHER』感想ですが、
 や~も~、すいません。
 『PUNISHER』で検索して訪問してきてくださった方には申し訳ない。
 まともなレビューを期待してるんだったら、本館のリンクページから他のサイトさんに飛んだ方がイイです。
 その程度の自覚はあるよ!

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 我は死神。

 善悪を超え、命を喰らう。

 『PUNISHER』第22話の表紙に記されたこの惹句、これは、担当編集者の方が書いたのだろうか。
 この短文は、意味深い。
 「善悪を超え」た存在とは、つまるところ、圧倒的な力、理不尽な災厄そのものである。
 死神の前では、人間の世界の「善悪」や「道徳」など、羽根ほどの重さもない。

 死神にとって、「世界」は軽い。

 しかし、まだ死神が現れていないこの「世界」の中でも、ある「個人」にとっては、「世界」はどっちみち圧倒的に理不尽な災厄でしかないのではないか。

 「世界」にとって、「個人」は軽い。

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 そこにあるのはシステム 君はいつもはずれてる
 正しいと言う時 まちがいと言われる

 そこにあるのは力 いつも負けてしまう
 まるで沈む石のように 君を悲しくさせる

 そこにあるのは数 いつも押されてしまう
 あきらめる前に少しだけ疲れているだけさ

             (『愛のシステム』/佐野元春)

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 私たちの世界の中に、死神に匹敵する存在を探してみれば、「核」に思い当たる。

 なるほど、善悪や道徳を超えた、圧倒的で理不尽な存在として、「核」は私たちと親しくしてきた。
 想像力をめぐらせれば、私たちも常に死神の影におびえながら生きてきたのだ、と言えるだろう。

 もしこの世に神が存在するのなら、お願いしたい。

 核ミサイルの発射スイッチを、
 大統領や総理大臣などといった、いかがわしい人間の手に、ではなく、
 この地球上で「もっとも傷つけられ、もっとも虐げられて生きてきた人間」の手に委ねてみて欲しい、と。

 この「世界」に傷つけられてきた「個人」に、「世界」を滅ぼしかねない圧倒的な力を与えてみて欲しい。
 彼は、彼女は、自分の手の中に落ちてきたスイッチを、どうするだろうか。

 この世界が終わることを惜しんで、そのスイッチを封印してくれるだろうか。

 それとも、その背中に黒い翼を生やして、スイッチを押してしまうだろうか。
 その時、彼や彼女に向かって、あなたがどれほど人間を愛しているか、あなたにとってこの世界がどれほど素晴らしいものか、知恵と意志が及ぶ限り説いてみせても、無駄だろう。
 この「世界」に傷つけられてきた人間に向かって、「この世界がいかに素晴らしいか」を説くなど、たちの悪い冗談にしか聞こえない。

 傷つけられてきた「個人」にとって、「世界」は理不尽な災厄であり、「世界」は「善悪」を地軸として回転したためしなどない。
 同様に、「世界」にとって、「死神」は理不尽な災厄であり、「善悪」を問わず降りかかる圧倒的な力である。

 「世界」にとって「個人」が軽いのとまったく同じ意味で、「死神」にとって「世界」は軽いのだ。

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 ここへきて、『PUNISHER』という物語に、強烈なドライブがかかってきている。
 ここ数週の展開には、背骨を掴まれるような戦慄を覚えてしまう。

 今までぼんやりと暗示されるに留まってきた、ヒロインのミルキィの過去が、明らかにされつつある。
 ある程度想像はしていたが、彼女がこれほど昏く、重い物語を背負っていたとは思わなかった。

 かつて、アルトとミルキィのことを「この世界にそれぞれひとりぼっちで放り出された幼い子供」と書いたが、それでもアルトには、「家族」という、微温を帯びた場所が存在した。

 ミルキィには、何もない。

 ただただ、疎外と痛みと恥辱におおわれた幼年期。
 呪われてあるかのような生。

 毎日、どこかの誰かに殴られて送る人生というものを、私たちは味わったコトがあるだろうか。

 「世界」は残酷だ。
 「世界」は軽い。
 どこかの誰かが語る善悪も道徳も幸福も、そらぞらしく思えるほどに。

 ミルキィの父親は、死神に魅入られた怪物だが、彼とミルキィを傷つけてきた人々と、どちらが恐ろしいか、考え込んでしまう。
 あの謎の「黒い球体」や、「死神の壁画」が暗示する「危機」などよりも恐れるべきは、「普通の人間の世界」の「残酷」ではないのか?

 ミルキィを傷つけてきたこの「世界」に向けて、それでも「この世界に、輝かしい未来よ、あれかし」などと祈れるだろうか?

 傷ついてきたミルキィに対して、「世界」は、どれほどの意味や重さがあるモノなのか、証明して見せなければならなかったのに。  
 彼女の傷に見合う分だけ、「世界」は代償を支払わなければならなくなった。
 ミルキィを媒介として得た、死神の力によって。

 空王シャフォー(と思しき人物)は、アルトとミルキィに、なにごとかを指し示すためにそこにいる。
 彼が見せるヴィジョンを通り抜けた後、アルトとミルキィの間に、今までとは違う絆が生まれていて欲しい、と私は思う。
 アルトにとって「ミルキィがいる世界」が、ミルキィにとって「アルトがいる世界」が、なにほどかの意味や重さを持つようになって欲しい、と思うのだ。

 この「世界」のために、ではない。
 アルトのために。
 ミルキィのために。

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 僕が文無しだったから だから君は盗んだんだ
 僕には復讐できなかったから だから君が殺してくれたんだ
 僕が頼んだから だから君は 僕に嘘をついた
 ねえ 僕たちは まだ友達でいられるだろうか

               (『Who's Gonna Ride Your Wild Horses』/U2)

 ************************************************* 

 いつか、目覚めた死神が翼を広げようとする時、
 ミルキィは、その腕で、この「世界」を抱きしめてくれるだろうか。

 アルトがいるこの世界を。

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2008年7月 4日 (金)

『PUNISHER』絵3連発

 あと数時間後には健康診断を受けなければならないと言うのに、こんな時間にこんなコトやってる私はとんだ大馬鹿野郎です!

 近況その①
 鈴かすてらさんの広報活動にヤラれてしまって、買ってしまいました。
 鳴子ハナハル先生の『少女マテリアル』!
 なんと申しますか、もうね、キュンキュンですよ!
 この絵でヤるか?この絵でヤるのか!あんなコトやこんなコトを!
 買って損無し。
 オススメです。

 近況その②
 生まれて初めて「ライトノベル」と呼ばれる本を読みました。
 西尾維新の『クビキリサイクル』。
 普通に面白いですやん。
 パンタ・レイだよ人生は。

 近況その③
 今借りている「らくがきチャット」ですが、有料版への切り替えの申し込みをしました。
 特大画面のオプションも付けたので、今までの無料版の狭苦しい画面より、ずっと使いやすくなると思います。
 適用されるまで1週間くらいかかるのかな。
 絵チャットに関しては、私自身が普段なかなか入られないのですが、ホント、いつでも自由に入って使ってくれて結構ですんで。
 描いた絵は、消していかないでギャラリーに保存していってくれたらうれしい。

 近況その④

 健康増進法
 (国民の責務)
 第二条  国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない。

 この、お節介を通り越した傲慢極まりない条文を読んでも、反発を覚えないメンタリティと言うモノが、私には理解できない。
 なんでたかが国家ごときが、私の生活信条や人生に対する態度にまで口を挟んでくるのか。

 かつて経験したコトの無い「喫煙者バッシング」に、心がささくれ立つ今日この頃。
 タスポはなんか屈辱的な気分になるので、いまだに申し込んでいません。
 つか、分煙・一部禁煙が社会的に周知されれば、ソレでおしまい、という話だろう。あんたたちの前でわざわざ吸う気は無えよ。
 それでも、禁煙ファシズム・健康ファシズムの嵐は止む気配は無い。
 愛煙家に人権など無い、と言わんばかりの昨今の風潮。
 筒井康隆の『最後の喫煙者』を思い出しては、暗澹たる気持ちになる。
 健康に悪い。不経済。百害あって一利無し。喫煙者は損得のきかない愚か者だ。ごもっとも。いちいち正論だ。だからどうした。
 損得や正論で人生を処するなら、煙草はもちろん、酒もマンガも音楽もギャンブルもドラッグも、恋愛も遠ざけて生きるコトだ。
 私が愛煙家であるコトと、あなたが嫌煙家であるコトとの間に、上下も貴賎も賢愚も正邪の区別も無い。
 ソコに在るのは、信念の違いだけだ。
 自分の人生において、ナニを喜びとして選んだか、その違いだけだ。
 だから、そんなに誇らしげな顔して、語らないでください。

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 世界はがらくたの中に横たわり かつてはとても愛していたのに
 今僕等にとって 死神はもはや それほど恐ろしくはないさ 

 『PUNISHER』、ミルキィが死神になっちゃいましたね(幻術の中でのハナシなんだろうけど)。

 やーもー、なんと言いますか、死神のコスがエロいです。
Milky_nikki06
 ↑ らくがき 死神ミルキィ
 描いてる途中で子供が今週号のチャンピオンを持っていってしまったので、コスが適当になってしまいました。

 そして、ひさびさ登場、「剣の精霊」とこっそり呼んでいた謎の女性。壮剣の以前の持ち主…だったのでしょうね。待ってましたお姉さん!
Spirits_nikki03
 ↑ らくがきその2 「剣の精霊」のお姉さん

 いやあ、燃える燃える。

 自分の意志によらず、成り行きで死神のミルキィを傷つけてしまうアルト。
 どうなっちゃうんだろう…。
 こんな幻を見せつけられた後でも、アルトとミルキィは、友達のままでいられるんだろうか?
 ミルキィはミルキィで、また別の幻(ヴィジョン)を見せつけられるのでしょうか…彼女が見せられるのは、アルトの過去について、とか…。
 今まで語られてこなかったアルトとミルキィの謎の部分が、この新章で徐々に明らかになっていく予感。

 カッツはドコで乱入してくるんでしょうね?w
Elyria_nikki04
 ↑ らくがきその3 イリリアお姉さん あんっっ
 私の脳内では、イリリアお姉さんはいっつもカッツとこんなんしてます。
 カッツが、旅の目的を思い出してくれる日が来るコトを祈りますw 

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2008年6月21日 (土)

『PUNISHER』18話&19話感想

 ①ひさしぶりに拍手絵替えました。

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 ②ここからは拍手コメントへの返信で。 

 >6/10の拍手コメントに、私が持っていない”簡潔さ”と”熱さ”を感じました。
                      
 (6月17日)

 あんなふうに直球で来られたら、スキ様も思わず、「…じゅんっ…♥」と、こう。
 …しかし、このサイトでのスキ様の扱い…原作を知らない人には思いっきり誤解されていそうですね…。佐渡川先生ごめんなさい…。 

 >いつも色んな意味でお世話になっていますよwPAN太さんのオパーイ描写が素敵すぎで困ります
 日記にありましたがそんなに悲観することはないじゃなイカwひのえさんといえば権藤絵ですから
 PAN太さんは自信を持ってカンナのエロイラストに集中して下さいまし。これからも覗きにきますね。
                      
 (6月18日)

 ありがとうございます! って、 Σ(・∀・;) どっ どちらさまっ?
 無記名コメントだったんだけど…え、まさか、…じゃないよね?
 ひのえさんの権藤絵は凶悪ですよねえ。エッちゃんにあんなに萌えさせられてしまうとは…。
 …滅多に描かないせいか、カンナむずかしいですねえ。すいません、ボチボチ取り組んでいますんで…どうか気長にお待ちいただければ幸いです!

 

 >はじめまして。これは良いエロ絵。リクエストはマイナージャンルでもリクエストしてよいのでしょうか?
                      
 (6月19日)

 はじめまして、コメントありがとうございます~
 リクエストはいただいたらすごいうれしいモノで、ついついお受けしてしまうタチです!でも、手が遅いので、ホント、催促無しで気長に待ってくだされば大変ありがたいです。
 アニメ観ない・テレビ観ない・映画観ない・ゲーム知らない・(チャンピオン系以外)マンガ読まない・本読まない。そんな私にも通じるお題でしたら、なんとかなると思います。どうぞお気軽にリクエストください~♪


 >pixiv見てると飽きないですよね。見るタグは大体決まってますが。
                      
 (6月21日)

 見てて飽きないので時間がどんどん過ぎていくし、上手い絵師さんに出くわすと、自分で描く気が無くなるのがpixivの悪いトコロですw。
 ホンモノさんもpixivやっていたとは…さすが、でございます!時代の先端を行っている!
 私は今のトコロ、チャンピオン系のワードのタグばっかり探していますが、はてさて、ホンモノさんはどんなタグで探していらっしゃるのカナ~?
 (´∀`*)ウフフ 興味津々!

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 ③『PUNISHER』第18話感想、「その2」に手がつけられないまま、第19話になってしまいました!

 やー、もうね、
 幼少時代の、苛められているアルトの小さな後姿がね、
 涙が出そうです。いとおしさで。
 アルト、抱きしめたい… 
 だから言ったろ、俺、アルトだったらイケるよって!

 泣かせやがってこのやろう (BY:小林幸子)

 アルトの、「自分の可能性を蔑ろにしてしまう」悪癖は、この生い立ちから形成されたのか…と納得。

 カッツは、アルトの「力」あるいは、ソコから想像される「異能」に惹かれていったのをきっかけに、それまで眼中に無かったアルトという少年の「境遇の不幸」についても、ほんの少しですけど、同情…と呼ぶべきなのか、共感と呼ぶべきなのか、
 まあ、そんなこんなで、アルトに対して心を寄せるようになっていったのですね。
 アルトには迷惑な話みたいですが。

 第1話、アルトは「決めたんだ…もう泣かないって」とつぶやいていた。
 いつもひとりぼっちで、誰も見ていないところでは、泣いてばかりいる子供だったんだろうな…。
 そんなアルトに、たぶん初めて出来た友だちがミルキィだったのかな…だとしたら、今後、カッツがミルキィに嫉妬する展開とかもありそうですね。

 お互いにとって、初めての友だちになれたかもしれないのに、それなのに、

 カッツ…

 不器用な奴だ おぬしは

 某スレとかでは、①「狩猟生活をしているというだけで、こんな差別を受けるものなのか」だの②「熊(ヒマシスカ)の死体をボロボロにしてしまう狩り方は狩猟民のソレではない」だの、「枝葉」のコトでえらい盛り上がっていましたねえ。
 ①については、マイノリティな存在に対する非寛容・差別を、「自分自身の半径5メートル以内のリアル」で実見した経験が無い人の、幸福な疑問だと思います。(個人的には、「『PUNISHER』世界でのマージナルな存在としてのアルトとミルキィ」と言うのも今後の展開で提示されそうな予感がします)
 ②については、素直に想像すれば、「当時のアルトの狩猟術の未熟ゆえ」というコトでイイんじゃないんですかあ?あるいは、壮剣の力をコントロール出来なかったとか。

 誰が語った言葉か、「神は細部に宿る」と言う言葉は正しいが、まあ、私は細かいコトは気にしません。根が雑なので。
 マイケル=チミノは「 God is in the details」を貫き過ぎて、映画会社ひとつ潰しましたなあ、そう言えば。

 (マンガとはまったく関係の無い話で恐縮ですが、話の流れで思い出してしまったので一言。
 このマイケル=チミノという映画監督のドラマ・トゥルギーは独特で、その点、毀誉褒貶相半ばしていました。
 評論家の川本三郎氏が昔、チミノに批判的な意見に対して、「設定も伏線も背景も、いや、ストーリーも、ンなモン自分で想像しろや!そんなモンより大事なモンが他にあるだろうがよ!」と語っていましたねえ。
 私?チミノ作品、大好きでした。
 …『天国の門』だけは開始5分で寝ちゃったけどね!すいませんね!) 

 …私はね
 「死神になること」が夢なのよ!
 なってからのことなんて
 なってから考えるわよ

 そうですね。
 考えたから、ナニがどうなるというのか。

 たとえば、
 情報を集める。他人の意見を聞く。考える。悩む。迷う。
 その挙句、「やりたいコト、なりたいモノを諦めます。やっぱり、イロイロ無理みたい。なんか、みんなにも迷惑かかっちゃうみたいだし」と言う、「賢明」な結論にたどりつく。
 そういう種類の「結局はナニも出来ないコトへのエクスキューズ」としての「賢明」さを、ミルキィは拒絶している。
 「知性」を軽蔑しているわけではないけれど、「意志」の力を矯めようとする「賢明」さは拒否している…そんな気がするのですよ。

 やりたいコト、なりたいモノはもうすでに決まっている。いまさら考えたって、新しい情報が与えられたからと言って、他人に迷惑をかけようがナニしようが、一番最初からやりたかったコト、なりたかったモノをあきらめられるわけがないのだ。
 だから今は考えない。誰にも遠慮しない。
 それこそミルキィというキャラの真骨頂。 

 わからないから考えない 
 それがミルキィ流!

 イヤ確かにそのとおりなんですけどさw
 それでも、ミルキィ、ちょっと考えなさすぎかも。アルトの心配の種は尽きない…。   
 逆に、俺たち、考えすぎだ。

 そしてそして、

 「八戦聖」というのは、別に一枚岩の存在でもなんでもないわけですね。
 で、ウォーゼル、スキ様に続いて、グロゼオ、ザイナーハと、今回で「八戦聖」が5人目まで登場しました。
 5人目?なんで?
 …イヤ、あの、
 「勇者アルシス」って、もうすでに登場しているんではないか、と思ったんですよ。
 ホラ、あの人。
 違ってたらすんません。

 グロゼオ、ザイナーハ、悪そうですねえ。
 今まで「明確な敵」とか「許容し難い悪」とかが登場してこなかった『PUNISHER』ですが、ついに、アルトやミルキィの行く手に立ちはだかりそうな存在が姿を現しました。
 『PUNISHER』の世界設定としては、第1話の見開き扉の惹句からも、「光と闇」の対立軸が存在するコトを予感されてきましたが、今後発生するであろうキャラクター間の衝突については、「善」「悪」の単純な二元論では説明されないだろう、と予想してしまいます。
 グロゼオ、ザイナーハの二人も、「敵」臭いけど、単純な「悪」ではなさそう…。

 むしろ、アルトとミルキィの二人の方にこそ、この世界を滅ぼしかねない危うさを感じてしまいます。

 アルトにしてもミルキィにしても、この世界にそれぞれひとりぼっちで放り出された幼い子供です。
 そんな二人の去就が、この世界の命運を左右していくコトになるはずなのですが…。 

 私…死神になったら
 やっぱり誰かれ構わず
 殺したりするのかなぁ…

 ……………
 それがミルキィの 望みじゃないのかい?

 うん……そうなのかな
 そうかも
 よくわかんないケド…
 そしたら
 アルトのことも
 殺しちゃうわよ…

 もし
 そうなら
 一番最初に
 してよね
 見たくないもの
 いろいろ……
 見せられる前にさ

 ミルキィが、世界を滅ぼしかねない「死神」と言う存在に憧れているのなら、その夢につきあおう。 
 その結果、本当に世界が滅びてしまうのなら、ミルキィに一番最初に殺されよう。
 アルトは衒うわけでもなく、シンプルに、そう考えている。
 そして、アルトの言葉を聞いて黙り込むミルキィの表情は、能天気に考えていた「自分の夢」のために誰かが傷つくかもしれない、と言うコトに、初めて気づいた、と言う顔に見えます。

 アルトとミルキィにとって、この世界が滅ぶかどうかなどというコトは、その程度のコトなのですね。
 二人にとって、今のところ、「世界」はあまりに軽い。
 当然ですね。
 今までこの二人に、「重さ」を感じさせるコトが出来なかった「この世界」の方こそ間違っている。

 「個人」に対して、「世界」は、どれほどの意味や重さがあるモノなのか、証明して見せなければならない。
 この転倒が、ファンタジー…というか、フィクションの醍醐味でもあると思うのですが。

 なんか、むちゃくちゃな想像ですが、
 アルトとミルキィは、「世界を変える」かもしれないが、この二人が「世界を滅ぼしかねない」展開もあるかもしれない…そんな気もしてきました。

 コレからどうなるんでしょう、『PUNISHER』。

 いやいや、考えすぎたらいかん。

 一方、 

 アルトとミルキィが、シリアスなやりとりをしているその夜…
 カッツはアレからどうしていたのかというと…
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 Elyria_nikki03
 ↑  イリリアお姉さんと2回戦…

 こんなんばっか考えてたら らめぇぇぇぇ

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